くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

Γ-GDP 370

2021-05-31 20:53:47 | 日記
もう一度…
断酒をしなければ…………





そう私を思わせたのは、最近あった"ある電話"だった。


ある日の夕方、
ある仕事を社長と常務と私、3人でしていた時のこと。
私のスマホにブルブル((📱))っと着信。見たことのない番号だった。

「だれだ???」



気になったので、その場で出てみる。

私:📞
「もしもし。」


???:📞
「○○さんの携帯でしょうか?」


私:📞
「はい。そうですが、どちら様でしょうか?」


???:📞
「先日は健康診断にご来院くださいましてありがとうございました。
私○○病院の○○と申します。」




嫌な予感がした。。。




病院担当者:📞
「実はですね、○○さんの血液検査の結果が出ておりまして、緊急にお伝えしておかなければならないことがございまして。
肝機能の数値が出ていましてね。
それで、できましたら再検査をして頂きたいと思いまして、今電話している次第です。」





嫌な予感はどうやら的中。
私の近くには社長と常務もいる。
嫌な汗を背中の辺りに感じながら、近くにいる二人に悟られないように電話を続けた。




病院担当者:📞
「○○さんの問診票によりますと、週に一回程度の飲酒とありますが、間違いないでしょうか?」



私:
「あ、あの💦💦
い、いえ💧
もうチョットは飲んでいるかもしれません。」




病院担当者:📞
「そ、そうですかぁ。
それにしても高いんですよね、数値が。
毎日でも飲んでいないと、こんな高い数値にはなかなかならないと思うんです。」




ま、マズイ!!
いま、この状況で、この電話を続けるのは、非常にマズイ💦💦
と、思いつつも、結果が気になり、私の近くにいる上司二人から少し距離をとり電話を続けた。




私:📞
「Γ-GDPとか、ですよね?
どのぐらいです?」



病院担当者:📞
「えっとですね。2年前に来院していただいた時にはΓ-GDPが37だったんですが、今回は370って出ていましてね。
2年前の10倍ですから、何か肝機能に重大な異常が見られるのではないかと思いまして、急いで電話をした次第です。
再検査、来られませんか?」




私:📞
「そうでしたか、ハハ💦💦
いや、今チョット仕事で手を離せない状況ですので、また改めてコチラから連絡させていただきます。申し訳ありません。
ありがとうございました。」





◆◆◆◆◆




幸い、近くにいた上司二人には悟られてはいない様子だったけれど、Γ-GDP370か…………
思ったよりも進行していたな。
コリャ、マズイ。
非常にマズイ!!






検査結果が書類で送られてくれば、きっと常務がチェックするはず。





何か、
適当な言葉、いや、なんとかこの状況を打破できるような方法はないだろうか…………
このままではヤバすぎる。






何故なら、




私は会社では、
「今から5年前に肝臓を壊してお酒を辞めた人。現在まで断酒していて、お酒は一切飲まない人。」
ということになっている。


これはマズイ。



なんとかしなければ。





◆◆◆◆◆◆




そして、翌日……………




事態は思わぬ方向へと向かってゆく。







………つづく

豪雨、恵みの雨

2021-05-23 20:12:11 | 釣行記
先週の木曜日~金曜日にかけて、一日中雨が降り続いた☔
今年に入って、こんなに雨が降り続いたのは初めてじゃないかな。

その豪雨の影響で本流はカフェオレ濁流。
支流にしてもガンガンの流れ。

こうなってしまうと、約2週間ぐらいは元の状態には戻らない。



でも………
こんな豪雨でもなければ釣りができない川もある………



普段はあまりにも水量が乏しく、「こんな川に魚居るの?」と、誰もが言いそうな支流。
数年前までは水量も豊富で、毎週ここへ釣りに来るのが楽しみだった。
しかし、今から3年ぐらい前から原因はよく分からないけれど極端に水量が乏しくなり、ルアーでの釣りが成立しないほどまでに水が減ってしまった。
当時(3年ほど前)までは私以外にも、釣り人の姿をチラホラと見かけたけれど、ここ最近はほとんど見かけなくなった。





そして……


一昨年(おととし)の集中豪雨災害。
土手は削られ、法面のコンクリート、テトラまで流された。
その傷痕の修復工事が現在も行われている。






◆◆◆◆◆◆


今でも私のホームグラウンド。
昨年も天候の様子を観ては何度か通って来てはいたけれど、思うような釣果は得られなかった。

「魚、まったく居なくなっちゃったのかな………」


などと思いながら溯行しつつ、目ぼしいポイントへルアーを撃ち込んでゆく。

暫くすると小振りながらイワナがHit!!
無事にネットINしたものの、手軽に撮影できそうな場所が無かった。
「や、ヤバイ!」
せっかく釣り上げたイワナだったけれど、魚が居たという嬉しさのあまり、撮影場所を探していてネットで酸欠状態にさせてしまった。
慌てて空気をバシャバシャと送り込み、蘇生させた。
貴重な魚を危うく殺してしまうところだった💦

普段の川の流れとは違い、急激に水量が増した川なので浅瀬を探すのに一苦労する。
それでもこの数日で水量も落ち着いてきたのだろう。
周りには薙ぎ倒された草の痕跡が残っていた。




◆◆◆◆◆◆◆





………その後………




「いいポイントには、いい魚が居る。」
そのセオリーは、きっとどの川へ行っても同じような気がする。



一級ポイントへ蝦夷を撃ち込む。



「ガツン!!」イワナ32cm




…………そして…………





『ドスッ!!』イワナ37cm




◆◆◆◆◆◆




釣り上げた魚って、サイズは大事。
私も日々、大物を狙って川を歩いています。

ですが…………

今日はそれ以上に、この川にも、まだこんなにいい魚が残って居てくれたことに、
感無量(T-T)








★タックル
■ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
■リール: Abu Cardinal3 BP
■ライン: モーリス スーパートラウトアドバンスMAXパワーPE0.6+リーダー5lb
■ルアー: イトウクラフト蝦夷50S typeⅡ、蝦夷50S1st typeⅡ、Bowie50S


























悪あがき(禁酒二日目)

2021-05-19 18:36:03 | 日記
昨夜は久しぶりに酒抜きの夜を過ごしました。

今日は禁酒二日めの夜を過ごしています。


2日間連続でビール抜きの夜を過ごすなんて、いつ以来だろう………





私は一昨年の秋にスリップしました。
それからというもの、毎晩の晩酌が日課になっています。
量的にはビール(発泡酒)350mlを2本~3本。500mlならば2本。
アルコール度数5%~6%のビールを毎晩、約1リットルぐらいでしょうか。

その量を超えて飲み過ぎた日などは、朝方~昼ぐらいまでは身体がダルく、仕事が辛く感じる時もあります。
そういった日にはなるべく休肝日を設けて、1日酒を抜く時もあります。ですが、そうでない日はほぼ毎日晩酌しております。

では、
なぜ今回に限って、2日間連続でビールを絶っているか?







それは、


明日は会社の健康診断があるからです。



◆◆◆◆◆



現在、私が勤めている会社に入社したのが、今から約3年半前のことです。
今から2年前にも会社の健康診断はありました。その時の検査結果は異常はありませんでした。
その当時、私はまだ断酒を3年ほど継続しておりましたし、肝臓の数値(Γ-GDP)も正常値まで回復し、二桁にとどまってくれていました。
昨年は日本国内、世の中で新型コロナウイルスが蔓延し始めたばかりの頃。
医療、病院も厳戒体制でしたので、会社の健康診断は見送られることとなり、ありませんでした。


前回の健康診断から2年が経過しました。
このブログに書き綴っている通り、私はここ1年半ぐらいは晩酌を毎日続けてきました。
ここへきて、たかだか2日ばかり酒を絶ってみたところで、きっと肝臓の数値(Γ-GDP)は正直に出ることだと思います。

これは、
私の悪あがき
だということも自覚しております。




◆◆◆◆◆◆



しかし、
なぜ?
ここまで"悪あがき"をする必要があるのか?……と思われる方もいらっしゃることでしょう。


私は2019年の秋にスリップしたとき、家族、AAの仲間、友人などに「スリップした」とすぐに報告しました。
ですが、
どうしても私を雇い入れてくれた会社、社長、常務(社長の奥さん)、または同僚には話すことができず、今の今まで「ちぃ~暴さん(○○さん)はお酒を飲まない人、肝臓を壊してお酒を辞めた人」ということになっています。
また、
家族的な、こじんまりとした少人数の会社だからでしょうか。
前の時には、常務が社員の問診票、検査結果などをチェックしていましてね(それはプライバシー的には無しでしょ。)とも感じますが、言えません。

きっと、今回も前回と同様にチェックされてしまうことだと思います。



今まで、二日酔い気味で出社したこともありましたが、会社には仕事で迷惑をかけたことはありません。
正直に
『また晩酌するようになっちゃいました、テヘ😜』とか言って話しておけば良かったのかもしれません。
ですが、
私的には会社の上司、同僚に話すことは、「最後の砦」だと思っておりましたので、今まで打ち明けることができずにいました。


ここで私のいう「最後の砦」とは、通常使われている意味とは真逆の意味です。
通常は、"この砦の越えれば道は開ける"というように使われる言葉だと思います。
私の場合、その道が開けてしまうと、この先、断酒への道は完全に閉ざされてしまうような気がしてなりません。


「もう、オレの周りのすべての人がスリップしたことを知っている。
別に誰にも隠す必要もなくなったな。

無理をしてまで酒を断つ必要もないだろう。」



…………などとと思ってしまうのではないかと。。。





ここへきて、また、

自己欺瞞
【本当のことを話さなくていいのかオマエ?このままじゃダメなんじゃねーのか?
問診票にはなんて書くつもりだ?お酒:飲まない:とか書くのか?違うだろ?それ。分かってるばずだろ。】




自己憐憫
【あーぁ。ダメだな、やっぱしオレ…………】







自己欺瞞、自己憐憫に苛まれる。



そんな日々がこれから先、暫く続くかもしれません。
一度は断酒への道を志し、ビックブック(アルコホーリスク・アノニマス)AAメンバーの一人として断酒への"12ステップ"を踏んできた身なのに。



情けない。


















想定外

2021-05-15 16:41:40 | 釣行記
これで3週連続…………




青物を求め、再び早朝のサーフに立つ。



先週は爆風の為に釣りにならない状況でした。
私はこのサーフにくるために車で約2時間半をかけて通ってきています。
我ながら「よくやるわ(;´д`)」と思ってます。
でも、やっぱしあの「ガツンッ!!」とくる青物の強烈な引きは渓流魚ではなかなか味わえない感覚があります。


さぁ!!
今日で、"3週め"
三度めの正直とやらは………果してあるのか!?








◆◆◆◆◆◆◆







約3時間が経過した。
AM5時~8時までメタルジグをフルキャストし続けました。

開始してからすぐに30cmぐらいのエソがヒット。



しかしその後は………………







ム、


ム、


ム、



無。。。




はい、
もう、おしまいです!!

今週も終了、DEATH!!!


◆◆◆◆◆◆






あー。。。
やっぱし今週もダメかぁ。。。







ま、仕方がない。
これは"想定内"のこと。

帰るか。





◆◆◆◆◆◆





先週、
サーフからの帰り道に普段は通ってこない道をたまたま走っていて、良さげな川を見つけていました。
なので今日はその川へ行ってみることにしました。



近くのコンビニで釣り券を購入し、早速入渓。




緩やかな流れの小規模渓流。

「小さくてもいいから、キレイな渓流魚に癒してもらってから帰ろう。」

そんな期待を込めながら5cmのミノー打ってゆく。暫く釣り上がってゆくと、元気のいい魚がヒット!!
すかさずネットへランディング。

「おっと!!ブラウンじゃないですか。
こんな川にも居るのね。」

初めて入った川だったので、どんな魚が居るのかも分からない状況。
ま、それはそれで楽しい。






◆◆◆◆◆◆◆◆






そんな小渓流を暫く釣り上がってゆくと、
いかにも"何か"が居着いてそうな雰囲気プンプンの場所へ差し掛かりました。


こういった状況では、一番信頼しているルアー、イトウクラフト蝦夷50S1st typeⅡ(BS)
その蝦夷を対岸の流れ込みにキャスト。


流れに乗ったルアーが倒木の手前に差し掛かった時、「フワッ」っと倒木の奥から巨大な魚影がルアーの背後に迫ってきた!!
「ウワッ」
瞬時に一度だけトゥイッチ、蝦夷にヒラ打ちをかけた。




だが、
喰わない!!!





巨大な魚影は倒木の奥へとスーっと帰ってゆく。。。







「くぅー!!クッソー。」





でも、
その巨大な魚は私の気配にはまだ気づいていない様子。


「チャンスはまだある。」


気配を悟られないように、ルアーを4.4gの蝦夷1st typeⅡから蝦夷50S typeⅡ(HYM)5gにチェンジ。
再び同じポイントへキャストし着水させる。
先程とほぼ同じコースをトレース。



水深約1mの倒木の手前で、今度は少しだけ、一瞬だけルアーをステイ。





その瞬間……………強烈に引ったくられる蝦夷。
一瞬の静寂。







「ドッバッーン!!」





巨大な魚が倒木の手前でジャンプ!!!







「うぉ!!

ま、マジか!!!
で、デカすぎじゃね!???」








魚は"ギュンギュン"とエキスパートカスタムを絞り込みながら、倒木をくぐり抜け下流へと下ろうとする。
なんとかその走りをカスタムのバットパワーで耐え凌ぐ💦💦


「頼む!!それ以上走らないで!!」


そう願いながら、魚の頭の向きをコチラヘ向けようと必死にロッドを傾ける。
ラインはPE0.6+フロロリーダー5lb。
無理なファイトをすれば一瞬で切られる。

幸運にも私の居る方向、上流側に頭を向けてくれた巨大な魚。
徐々に私の居る方向へ近寄ってきてくれた。
すかさずネットを取りだし、ランディングを試みるけれど、魚がデカすぎ💦💦
内径31cmのネットで取り込むのはとてもムリだった。



ネットを見てビビった魚、再び暴れだした!!!
倒木の下、また深場へ潜りこもうとする




「 えぇい!クソ!!!
こうなりゃしたかがねー!!」






小さなスポットで縦横無尽に走りまくる巨大な魚。
これ以上の長時間のファイトはラインブレイクに繋がると判断。
"バシャバシャ"と暴れまくる魚を少々強引に浮かせ、少しずつ空気を吸わせながら浅瀬へとおびき寄せた。


約2分ほどそんな格闘をしたでしょうか。









「ハァー(;´д`)💦💦」








◆◆◆◆◆◆◆


浅瀬へと誘導。
ようやくおとなしくなってくれた。









『この勝負、オレの勝ち!!!』



疲れた。。。

気づけば汗だく💦💦💦
偏光グラスに額の汗が滴り落ちて、視界が曇るぐらい。





◆◆◆◆◆◆◆






このナイスファイトをしてくれた主は、この小渓流には似つかわしくない巨大なブラウントラウトでした。
ご覧ください。この体高この顔つきと、見事な鰭

サイズは57cmでした




◆◆◆◆◆◆




撮影を終えてゆっくりとリリースすると、もの凄い勢いでまた元の場所、倒木の奥へとお帰りになりました。







◆◆◆◆◆◆◆◆

ベリー、テール、共にフックはグニャグニャ。
ゴーイチ(5.1f)での格闘はスリル満点でした。
エキスパートカスタムULXじゃなかったら、たぶん獲れなかった魚。








こんな小さな川なのに……………



私にとっては『想定外』の誤算でした。









でも、
その「想定外の大物」に今日は充実した釣行記をプレゼントしてもらいました。








★LSJ(ライトショアジギング)タックル
■ロッド: シマノ ムーンショットS906ML
■リール: シマノ 20ツインパワー4000XG
■ライン: ラパラ ラピノヴァPE1.5号+フロロリーダー20lb
■ルアー: メタルジグ28g~40g(DUO、パームス、ダイワ、jazz、DAISO)


★渓流タックル
■ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
■リール: Abu Cardinal3BP
■ライン: スーパートラウトアドバンス MAXパワーPE0.6号+フロロリーダー5lb
■ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S1st typeⅡ、蝦夷50S typeⅡ、Bowie50S