くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

スリップ⑨ (血液検査)

2020-07-23 17:21:10 | 日記
毎晩の晩酌がやめられない。

いつの間にか、私の飲酒は習慣化してしまっていた。



それはまぁ、自分の中では「仕方のないこと」……と無理矢理自分に言い聞かせ、折り合いをつけていた。


ただ、
1つだけ心配だったのは、自分の身体的なことだった。







◆◆◆◆◆











"アルコール依存症"、とは、心、もしくは脳の病気。
したがって、そう診断するのはほとんどが精神科、もしくは心療内科の医師ある。
お酒をやめる、やめない、といった判断はかかりつけの精神科主治医と相談するのが妥当。




あれは、今から4年半前のこと…………
2016年.2月.だった。

初めて病院を訪れた時、私は精神科へ行く前に内科を訪ねていた。
CT、レントゲン、エコー、血液検査、その時にイロイロな検査をした。
そのエコー検査の結果画像を見ながら、内科医師はこう告げた。




「あー、コレ、肝硬変だね。」と。




結構軽いノリで話してくれた内科医を私は未だに忘れてはいない。
(もちろん恨んではいないけど)





「あー、
オレ………
とうとう肝硬変か。


これで終わるのかな?オレの人生。」


……その時の私はそう思っていた。




"肝硬変"

レバーを一度焼いてしまえば、レバ刺しには2度と戻らない。
そういった印象、
"不治の病"
私の中ではそういった印象があった。






それはともかく、
その後精神科に私は入院となり、規則正しい生活を余儀なく送った3ヶ月間。
自分が思っていた以上に身体は回復した。



入院当時、800ほどあったΓ-GTPは、退院する頃には300ほどにまで下がっていた。
入院中だった時に脳の検査、MRIも2度ほど行ったけれど、脳への致命的なダメージは見当たらなかった。




私が退院する前に、精神科の主治医はこう言った。

精神科主治医:
「内科の○○先生は"肝硬変"と言ったかもしれないけれど、私から見たら○○さんの場合は肝炎ぐらいだと思いますよ。そこまで悪くなってなかった。良かったですね。」











退院後………
AA、GAなど、自助グループに通いながら就活、そして無事就職、飲まない生活をずっと送ってきた。
末期だった頃から2年半が経過した。
昨年の5月。久しぶりに病院を訪ね、血液検査をした。
私のΓ-GTPは正常値(40)にまで下がっていた。
(※基準値Γ-13~Γ-64)



それは、今から約1年ほど前の話。










◆◆◆◆◆◆








このブログを読んでくれている読者の方々ならばご存じの通り、私は昨年10月にスリップ、今年に入ってからはほぼ毎日の晩酌。
(たまに休肝日もあるけど)



今年、
2020年6月某日。
私は約1年ぶりに病院を訪ね、主治医と面会した。




先生:
「いやいや!
お久しぶりです○○さん。
いや!お元気そうで何よりです!
私とはもう1年3ヶ月ぶりですよ。」







ニコニコしながら、久しぶりに対面した主治医はそう言った。





主治医と何気ない世間話を暫くしたあと、私は今日病院を突然訪ねてきた、その本題を切り出した。




私:
「先生、
私、今年に入ってから晩酌が止まらないんです。
心配なので、血液検査……してもらえませんか?」

















ここ暫く会っていなかった主治医。
私の身に起きたこの1年ほどの出来事を手短に話した。











主治医:
「そういうことでしたら、

したほうがいいですね血液検査。
少し時間はかかりますが、やりましょうか。」











ということで、
久しぶりに血液検査をしてみることにした。








その結果がコチラ⤵




Γ-GTP 89






私が自分で考えていたよりは、だいぶ数値は低かった…というのが率直な感想。





基準値は超えている。
けれど、
思っていたほどではなかった。
私は、「もしかしたら400ぐらいまでは行っているのでは?」と考えていた。










この検査結果を見ながら、再び主治医と話をした。










私:
「先生、
今年になってから、
酒………なかなかやめられないんスけど。
どうしたもんスかね?
オレ…………。」










主治医はパソコンをカタカタと打ちながら、その手を手を止めて…………こう答えた。










先生:

「あくまでも、この数値をみる限りですけど、

現在は、ビール500mlを2本………ですか。




まぁ、いいんじゃないですかね。」












私:
「( ̄▽ ̄;)はっ!?」










こう主治医は続けた。








先生:
「○○さん。
今、貴方は、退院して、再び就職して、そして今では仕事をしながら立派に社会生活を送ってきておられます。

ですから、今どうしても、無理をしてまで酒を止めたほうがいいとは私は言えません。

それはあくまでも、○○さんのこの現在の血液検査の数値を見てのことですが。




でも、
このビール2本まで。
これ以上はやめておきましょうよ。

ワインとか焼酎とか、日本酒。
度数の強いのは絶対ダメですからね。






また、
来月辺り、予約を入れておきましょうか?
また来月、血液検査してみましょうか?」


それでも……………








もし……

どうしても○○さんが酒を止めたいのであれば………
2週間程度、断酒の為の入院も可能ですよ。















そのような話を主治医としてから、私は診察室を後にした。







◆◆◆◆◆









……………先生、

ありがとう。






でも………
そんなこと言われたら、





オレ…………



ますます酒、





やめることなどできないよ。。。








分かってるでしょ、先生だって。








"アルコール依存症者"というものが、





どんな人種かを。







ゼロか、100。
どちらか1つだけ、ということを。













先生……










貴方が私を「"アルコール依存症者"」だと、診断したのですよ。















※追記※
シリーズ化してきた"スリップ"については、これにてひとまず終了したいと思います。
現在も、私の晩酌は止まってはいません。

今後、
AA、またはGAについても、通うか、やめようか。
今のこのご時世、コロナウイルスとか、イロイロありますし。








今後の私の動向は、このブログで綴っていくつもりです。







いつも読んで下さっている方々には御礼申し上げますm(__)m


ありがとうございます。






































スリップ⑧ (習慣化)

2020-07-20 18:37:21 | 日記
前回の記事、
「侠飯2020」
写真にビールやワインが写っている通り、私のスリップは以前として止まってはいなかった。



昨年の10月に初めてスリップ、それから二ヶ月間の断酒を再び始めた。
ところが、2020年を迎える年末年始にかけ、5日間連続で晩酌。












◆◆◆◆◆◆◆












2020.5月下旬



いつの間にか、私の考え方は、

「まぁ、いい。
また何処かで断酒すればいい。」



という考え方に変わっていた。




"節酒"
は良好な手段とは言えない。

そんな知識は一般人以上に持っている私。
しかし、自分自身の体調と折り合いをつけながら、酒と上手く付き合ってゆく方法が無いのか?
そんなことを常に模索しているような自分。




私はタバコを1日に一箱(20本)ほど吸う喫煙者🚬
タバコには"ニコチン"といった依存性物質が含まれている。
当たり前と言えば、当たり前のことだけれど、このニコチン、"依存性物質"という物が非常に厄介。
いざ、『止めてみよう!』と思った時には、なかなか止められなくなってしまっている。



今更、
"言わずもがな"だけど、酒(日本酒、ワイン、焼酎、ビール、その他)という物にはアルコールという"依存性物質"が含まれている。
タバコと同様に、これも、ある一定の期間、もしくは一定の量を常用してしまうと、




「さぁ、いざ!止めてみよう!!
………と思っても、なかなか止められなくなってしまっている!!」








それが……
今の私の現状です…………
(え?今?)









毎日の飲酒量は、大体500mlのビールを2本程度。
誰かと長電話をしながらであったり、妙に気分が沈む時、あるいは逆に気分が高ぶっていたりした時にはビールが三本になったりすることもある🍺🍺🍺………




飲みすぎた翌朝……二日酔い気味になっていたり、気分が悪い日もあったりしたこともしばしばある。
だが幸い、仕事に遅刻したり休んだりするといったことは今のところは無い。



あくまでも、
今のところはですけど。











私の飲酒(晩酌)が習慣化してしまったのは、今年、2020年になってからのこと。
世の中は、中国(武漢)で謎のウイルスが蔓延、死者も出ているとの情報も出始めていた頃。


"人工的に作られたウイルス"
"研究所から漏洩"




そんなニュースがYouTubeを始め、ネットで出回っていた。








『これはヤバい。
日本も大変なことになる。。。』

直感的にそう感じた。





暫くすると世間では、停泊していたダイヤモンドプリンセス号の報道が連日繰り返される。




そして………

志村けん、岡江久美子、相次ぐ大物タレントの訃報。



私の心の中は、「不安と恐怖、遺憾と怒り」で満ち溢れていた。






元来、生まれもっての気性、気の小ささというものは、早々容易くは克服できるものではない。
みんな多かれ少なかれ、何か自分の精神を安定させるものに頼りながら生きている。

そんな時、
私の心の中にあった不安、
その不安やイライラを取り去ってくれるのに打ってつけだったのが酒(アルコール)だった。








たとえ、





それが、





翌日には覚めてしまう、









一時の、"まやかし"のような物であると分かっていても。。。






























侠飯 2020

2020-07-13 18:16:20 | 日記
キャンプにハマった頃から愛用しているニトリのスキレット、ニトスキ。





これが実にいい。
19cmの内径。私のような独り暮らしの人間にはちょうどいいサイズ。



スキレットというと、

・手入れが面倒
・焦げ付きやすい

などのイメージがあるけれど、私としては、普通のフライパンよりもよっぽど楽。
しかも、普通のフライパンを使った時よりも、断然、料理が美味しい.









今日はその"スキレット"を使った侠飯の一例を紹介しよう。





◆◆◆◆◆











さて………
飯にするか ( ̄ー ̄メ)








2020.3月
カリッカリッ!の皮パリチキンの香草焼き




2020.3月
サーロインステーキ








2020.4月
ししとう入り激辛麻婆豆腐






2020.5月
手作りハンバーグ&ハンバーガー





2020.6月
豚肩ロースのししとう巻き&豚肩ロースのナス巻き






2020.7月
木綿豆腐とムキエビのアヒージョ
サバ缶とミニトマトのアヒージョ
ムキエビとマッシュルームのアヒージョ









スキレット1つあれぱ、簡単に、イロイロな料理ができる。
オススメだな( ̄ー ̄メ)











一応…このブログ は依存症からの回復を目指す……と唱っているブログだが、
なんかあってはならない物が、チラッと写ってしまっていたな。








申し訳ないm(__)m








そこは……
まぁ、あれだ…………












察してくれや( ̄ー ̄メ)💧



















休日・豪雨・管釣り

2020-07-11 22:37:30 | 釣行記
本来ならば、今は渓流釣り最盛期、トップシーズン。
だが、今年は少し様子が違う。




例年、いくら梅雨時期とはいえ、近郊の河川が全滅するような状況になるようなことは無かった。
いくら梅雨時期であったとしても、探せば釣りが成立する支流もいくつかはあった。

だが、今年に限っては、何処を、どう探しても、そういった川が見つからない。。。




少なくとも、
私が覚えている限りでは、今年のような大雨は、ここ10年ぐらいの間には経験がない。





何処へ行っても、"濁流"と化している川。







それでも、つい、
どこかで、





ロッドが振れる場所がないか……
探してしまう。














◆◆◆◆◆◆














今日は某所にある管理釣り場へ。



現地到着はAM6:30






今日も朝から猛烈などしゃ降り……………








こんな日にわざわざ、金を払ってまで釣りをしたいという物好きはどうやら私だけのようだ。
お客はこの日、私一人だけ。
実質、貸しきり状態。






バケツをひっくり返したような雨が降り続く。
池に隣接しているハウスで雨の様子を伺いながら、雨が小康状態になった時を見計らいキャストをする。






森の中で過ごす、一人だけの時間。









ここで遊んでくれる魚は虹鱒のみ、アベレージサイズは30cmほど。









三時間で5匹ほどキャッチ。
考えていたよりもだいぶ渋い状況だった。。。






なのでラインを変更してみることに。
エステル0.35号(1.75lb)








極細ラインに変えた途端、大物の手応え。










「ジィ~~~ッ!! 」





どんどんとラインが引きずり出される。






0.3号。1.75lb………
ステラのドラグ性能をフルに使い、粘りに粘って、ようやく大物をGET
(きつかった💦)

サイズは50ほど。





管理釣り場の鱒とはとても思えない完璧なプロポーション。









………その後も雨は収まる様子もなく、夕方まで降り続いた。
PM4:30にストップフィッシング。











降り続く雨は少し憂鬱だけど、ゆったりとした静かな時間を過ごした。







★タックル
■ロッド: シマノ カーディフAX S62-SUL-F
■リール: シマノ 18ステラC2000SHG

■ライン: モーリス スーパートラウトアドバンス3lb、サンライン エステル0.35号「鯵の糸」

■ルアー: フォレスト(ミュー、パル、メビウス、チェイサー)、アイビーライン(アクティー)、シマノ(ロールスイマー)、他0.6g~2.2gスプーン





スリップ⑦ (ある日の日記)

2020-07-08 19:19:45 | 日記
新たな年が明けた。


2020年。
今年は東京でオリンピックが行われる。
世間にはそんな期待が溢れていた。








「ま、
世間はどうであれ、オレにはあんまし関係ないな………」







そんな、少しふてくされた想いも抱きつつ、私は自分自身の生活が少しでも上向いてくれるように願いながら、仕事をしながら、日々淡々と過ごしていた。





















昨年、10月に海辺でスリップ。







そして、年末年始を迎えた。
私のスリップは相変わらず止まってはいなかった。









断酒を始めた四年前からずっと、書き続けてきた日記。



しかし、
いつの間にか、スリップしてからは、稀にしか書かなくなってしまった日記。










その中の一文を少し公開致します。
(チョット恥ずかしいけど(/-\*))






【2回目の戦い】

1月6日(月)

2020年、年が明けた。
昨年の10月、海への釣行に出掛けてビールを2本飲み干しスリップ

そして、
12月21日に再び海へ行きスリップ。


12月/31、元旦、2日、3日、4日……と立て続けに5日間飲んだ。
量的には500mlのビールを2本、アルコール9%のチューハイを1本。
いつの間にか飲酒が習慣になっている。

昨日と今日は酒が止まっている。
だが、仕事が終わる頃になるとソワソワする。

「今日も買っていこうか…………」
「酒は止めようと思えばいつでも、明日からでも止められるさ………」

……………ついそんな事を考えている自分がいる。












1月14日(火)くもり

断酒を再び始めてから10日ほど経過した。
ここ数日、今までにないほど断酒について考えている。
今日はAAミーティングの日だったので、ミーティングに参加してきた。
先週、改めてステップ①を認めることができた。
だが、ステップ②『自分を超えた大きな力が私たちを健康な心に戻してくれると信じるようになった。』…………とあるが、この『大きな力』というものを、どうしても信じることができない。












2月11日(火)晴れ

建国記念日、祝日の火曜日。
……とはいえ、オレにとっては何も通常と変わらない火曜日。
仕事を通常通りこなして帰宅した。
今日はAAミーティングの日だが、なんとなく身体がダルい。
そろそろ断酒を再開してから1ヶ月ほど経つのかな?
AAミーティングは今週はパスする事にした。
ミーティングが断酒においては大事なことぐらいは解っている。けれど…………



『AAミーティングは回復してゆく為には不可欠』





……そういった強迫観念、ある種の"イデオロギー"とでもいうのかな?
そういったものにはオレは捕らわれたくないという思いもあった。








けれど、
なんとなく、







"ざわ、ざわ"する。