くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

冴えてる釣り

2022-05-28 17:07:22 | 釣行記

ここのところ、冴えない釣りばかりしている私。。。

 

まぁ……

釣りというものは、

川も海も、「運次第」みたいなところを半分ぐらい占めるものですから、仕方がありません。

ある種のギャンブルみたいな部分も多々あります。

 

ギャンブル依存症でもある、こんな私ですが、釣り以外のギャンブルを断ってから、丸6年が経ちました。

 

 

 

今日は久しぶりに、「楽しい釣り」を満喫できました。

 

 

途中に通りかかった山々の風景。

感激しました。

このスレきった私の心を浄化してくれました。

 

本日は我ながら、「冴えた釣り」ができたと自負しております。

 

 

 

 

久しぶりに釣りに没頭できる、

楽しい1日でした。

 

 

 

     

 

 

★ライトショアジギングタックル

■ロッド: SHIMANO ムーンショットS906ML

■リール: SHIMANO 20ツインパワー4000XG

■ライン: Rapala ラピノヴァPE1.5号+フロロリーダー25lb

■ルアー: Jazz 爆釣ジグ30g、40g

 

★渓流タックル

■ロッド: ITOCRAFT エキスパートカスタムEXC510ULX

■リール: ABU カーディナル3

■ライン: SHIMANO ピットブル8(0.6号)+フロロリーダー7lb

■ルアー: ハンドメイドルアー【雫】

 

 

 

 


偶然の再会

2022-05-26 19:00:00 | 日記

私は仕事柄、4tトラックを運転し、市内、市外、いろんな場所を走ります。

 

橋を渡れば、川の状況を確認したり、次への釣行の目安などにしたり。

 

 

 

 

本日、PM12:00

「そろそろ昼メシにでもしようかな」

 

そう思った時だった。

 

 

川の畔の道路。

私の車の前に、歩いている釣り人が居た。

車道とはいえ、車1台がようやく通行できるほどの幅しかない狭い道路だった。

私は徐行しながら前を歩いていた釣り人に近づいた。

その釣り人も私が運転するトラックに気付いたらしく、路肩で止まって私が通過するのを待っていてくれた。

私はその釣り人に軽く手を挙げて挨拶をした。釣り人が手にしていたロッド、ブランクスの色が変わった色だった。

 

私:

「ん???

あのロッド、あのサングラス、あの姿。

ま、まさかね。」

 

 

少し先に駐車スペースがあったのでそこで車を停め、さっきの釣り人が歩いて来るのを待っていた。

 

 

約2分後、さっきの釣り人がゆっくりと歩いて、私の方に近づいてきた。

 

 

どうしても気になった私は、その釣り人に声をかけた。

 

 

私:

「あの………

もしかして、飯田さんじゃないですか?」

 

 

釣り人:

「???

どっかで会ったっけ?」

 

 

私:

「やっぱり飯田さんですよね。

オレ、貴方のDVD擦り切れるほど観てましたから。

あまりに後ろ姿が似ていたものですから。」

 

 

やっぱり、その釣り人は飯田重祐さんだった。

言わずと知れた渓流エキスパート。

そう分かった瞬間から、私のテンションはMAX。スマホを持つ手が微かに震える。

 

 

私:

「もし、良かったら一緒に写真、撮らせてもらえませんか?」

 

飯田さん:

「いいよ。全然構わないよ。

僕の事、こんな所で知ってる人がいたとはね。嬉しいね。

前に会ったことあったっけ?」

 

私:

「はい。

私の行きつけの釣具屋で、今から約7年ほど前にサインを頂きました。」

 

 

飯田さん:

「そうだったんだ。

じゃ、写真撮ろうか。」

 

 

 

 

………感激(T_T)。

 

 

まさか、

こんな場所で、偶然にも飯田さんと逢えるとは。

約10分ほど、私が暮らしているこの近隣、最近の河川の状況、ルアーの話などをさせてもらいました。

 

 

私:

「あれ、そのルアー。それはもしかして……」

 

飯田さん:

「あ、これ。シェード。

これでさっき魚かけたけど、バレちゃった(笑)」

 

 

私:

「私も幾つか持ってますよ。

でも、私が使うのはアレキサンドラばかりですね。」

 

 

飯田さん:

「ありがとう。色々と川の状況教えてくれて。

良かったら、コレ。記念にあげるよ。」

 

 

そう言って、飯田さんはワレットからルアーを取り出し、私に差し出してくれた。

アレキサンドラ63HW

 

私:

「いいんですか?

感激ですね。ありがとうございますm(_ _)m

時間取らせちゃってすみません。

釣り、頑張って下さい。」

 

 

飯田さん:

「いや、時間は全然大丈夫だよ。今日はプライベートだしね。

仕事、頑張ってね。」

 

 

 

そう言って飯田さんはその場をゆっくりと去っていった。

 

あまりにも突然の再会だった。

 

 

私が昼メシに買っておいたカップラーメンは、既にカップうどんと化していた🍜

あまりに感動しすぎて、そのうどんが上手く喉を通らなかった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

今からおよそ12年前。

私はこの人のキャスティングに憧れて、何度も何度も繰り返しDVDを観て、キャスティングを学んだ。

 

 

私の憧れの人。

飯田重祐さん。

 

 

今日は

ありがとうございました。

 

 

 

 


へぼな詩

2022-05-24 21:50:05 | 日記

 

「ハンプシャーの近衛の一歩兵、ここに眠る。

冷えた小ビールを飲みながら死んでいった男

 

この良き兵士は忘れ去られはしない

歩兵銃で死んだのか、酒で死んだのかはわからなくとも」

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

うーん。

今思うと結構深い、「ヘボな詩」ですね。

 

 

戦場。

他人を撃たざるを得ない状況下。

撃たなければ、自分が撃たれる。

 

 

そんな状況に、もし自分が晒されたとしたら………

とてもシラフじゃやってられませんね。

 

 

 

何度もミーティングでこの一節を朗読してきましたが、

今になって、このハンプシャーの一歩兵の気持ちが、なんとなく分かるような、

 

そんな気がします。

 

 


冴えない釣り

2022-05-14 17:50:25 | 釣行記

先週、叔父が亡くなった。。。

 

酒と煙草をこよなく愛していた叔父。

 

 

電気屋、設備屋としてバリバリに75歳ぐらいまで働き続けた。

だが、仕事中の腰の怪我がきっかけで現役引退。

離婚もしいてた叔父は、好きだった仕事もできなくなり、酒に浸るような生活を送っていた。

 

世間的にはチョット癖のある、少し斜に構えた性格の叔父だった。

でも……

私が本気で困っていたときには、黙って助けてくれた叔父。

 

叔父:

『おい○○、

オマエは、確か酉年だったよな。

オレは鼠年だ。

 

お前はカラスのように、毎日ゴミを取るのが仕事だな。

おいちゃんはな……

ネズミみてーに、人の家の縁の下を這ってる仕事ばかりしてるわ。

似た者同士だな。ガッハッハ〜。』

 

そう言って豪快に笑う叔父の顔が、今でも私の脳裏に残っていた。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

そんなこともあり、

先週は病院に行ったり、今週は叔父の葬式があったりと、私の心は晴れないままだった。。。

また、

降り続く雨。

それが私の心を、より曇らせた。

 

 

 

『あーぁ。

せっかくの休みだし……

釣りにでも行こうか………』

 

 

そう思ったときには、既に12:00を回っていた。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

私が暮らしている近隣の河川、ほぼ全滅。泥濁りの増水中。

 

でも、

川ばかり見続けて、もうかれこれ15年以上の私。

こういった場合の引き出しは、釣りを初めた頃よりは増えたと思う。

 

 

少しでも竿が出せそうな川を探して車を走らせた。

 

 

 

代掻き水の濁り、雨による増水で思うような釣りができなかった。

 

歩き続けて、ようやく、

宝石のような一匹が、くたびれた私の心を癒してくれた。

『山女魚。

ありがとう』

 

 

 

 

 

 

 

 

『おいちゃん、

あの世で、また逢ったら、

一緒に酒を呑みましょう。』

 

 

 

 

★タックル

■ロッド: ITO CRAFT エキスパートカスタム EXC510ULベイト

■リール: SHIMANO 12アルデバランBFS-XG

■ライン: SHIMANO ピットブル8(0.6号)+フロロリーダー5lb

■ルアー: ハンドメイドルアー"椿"50HS、ハンドメイドルアー"雫"50SS

 

 

 


精神科外来

2022-05-10 20:25:40 | 日記

 

「たまには、休肝日ぐらい作らないとな………」

 

 

今から約3年前、アルコールでスリップした私。

3年半の断酒、しかしスリップ。

それからというもの、ほぼ毎日の晩酌が止まらない。

 

陽が高いうちから飲酒するようなことはないけれど、仕事が終わり、帰宅してシャワー。

そして、ほぼ毎晩の飲酒が続いている。

 

 

 

 

翌朝

 

 

 

体調が優れず、持病の上咽頭炎、鼻炎もあり激しい鼻詰まりと咳込みが止まらない早朝が繰り返される。

でも、仕事をしながら昼頃になってくると、ケロッと朝の苦しみが止む。

これは、明らかに前日の飲酒がもたらす副作用であることは自覚しながらも、その毎晩の飲酒を止められない自分。

 

 

 

 

 

 

 

「なんとかしなきゃな、コレ………」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

お酒無しの夜を過ごす事。

 

これに対し、今の私にとって1番の不安は、「果たして眠れるのか?」

……ということ。

 

 

その不安を少しでも和らげてくれるのが、

 

「眠剤」

 

私の場合は「一般的には軽めの睡眠薬」とされている"ルネスタ2mg"が処方されていた。

けれど、その眠剤も、切れて無くなっていた。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

かつて、

今から約6年前。

 

酒とスロットに溺れ、私が3ヶ月間の入院をしていた精神科、閉鎖病棟。

 

 

今日は外来患者として、1年ぶりにその病院へと脚を運びました。

 

約1年ぶりに訪れたその病院。

コロナ禍は相変わらずなので外来入口では即席の検温と、アルコール消毒が一年前と変わらず行われていた。

 

「いつまで、こんなことやってんだかな……」

 

検温を済ませ、少しため息混じりで病院へと入った。

 

 

受付ロビー。

診察券の有効期限、あまりにも期間を置きすぎてしまっていたせいなのか、予約無しで突然来院してしまった為か、受付に少し時間がかかってしまったけれど、なんとか受付を済ませることができた。

 

 

久しぶりに会う、精神科外来。窓口に居た看護婦さんに受診票を手渡した。

 

看護婦:

「しばらく来ていらっしゃいませんでしたよねー〇〇さん。

今日はどうされましたか?」

 

 

看護婦さんに事情を説明すると、

 

 

看護婦:

「そうですか。

でも、今日は1時間ほど待ちますよ、いいですか?それでも?」

 

 

 

私:

「構いません。久しぶりに先生にも近況報告したいので。」

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

約1時間半ぐらい待った……

 

 

 

久しぶり、

約1年ぶりに、アルコール依存症の主治医と対面した。

 

1年ぶりに会った先生は髪がボサボサだった。

 

私:

「お久しぶりです、先生。

だいぶ、髪が伸びましたね。」

 

 

先生:

「いや、髪ね〜💧

散髪へも行きたいんですけどね。感染が怖くてね、ハハ。」

 

 

私:

「そうなんですか?

でも、先生は、毎日、こうして何人もの人たちと毎日対面して診察してらっしゃるじゃないですか。大丈夫なんてすか?こうして会って話をしてるのは。」

 

 

先生:

「いや、今はこうしてマスクもしてるからね。気分的に散髪は怖くてね。ハハハ。」

 

 

 

 

 

 

 

「ドクターが何言っちゃってるのよ。」思わず苦笑してしまった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆

 

 

それから、

そのドクター(私の主治医)に私の近況を話し、薬(眠剤)を処方してもらいました。

 

 

 

 

 

主治医:

「無理に断酒をしようとしなくてもいいと思いますよ。はい。

いや、

もちろん断酒するのほうが、それが一番いいんですけど。

ね、

 

とりあえずは、ね。

先ずは休肝日。

それ、大事ですから。

薬、

じゃ、また出しておきましょうか。ルネスタ。」

 

 

 

こうして、約15分間の主治医との対面が終わりました。

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

精神科外来、待合室。

診療明細書、処方箋受付票を待っていると、先程の外来看護婦さんが診察と会計票などを持って来てくれました。

 

 

精神科外来看護婦:

「○○さん、

 

 

今度は、

また、

1年後……ですかね?

 

 

 

それまで、

お大事にしてくださいね。」

 

 

 

 

といって、私に診察券を手渡し、去っていった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

1年に一度だけしか来院しない患者。

 

 

 

 

 

 

 

けれど、

そんな患者にも、軽いジョークを交えながら、こんな私のことを覚えていてくれたことに感謝。

 

 

病院を後にしました。

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆

 

 

 

コロナ禍。

 

 

かつては自助グループであるAA(アルコホーリクス・アノニマス)、GA(ギャンブラーズ・アノニマス)に通っていた私。

共通する問題を対面し語り合いながらも、自分自身の問題を一方通行で話す場所。

 

 

 

 

彼らは、今、

どうしているのだろうか………