くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

納骨式

2017-10-30 20:07:06 | 日記
先日、母方の先祖の墓の「墓じまい」の模様を少しご紹介いたしました。
墓じまい(魂抜き) - くもり空の下で……


今日はその後の様子を少しご報告させていただきたいと思います。





前回、魂抜きの儀式ではお墓の前で坊さまに御経を唱えてもらい、儀式を無事に終えました。
今日は、その墓に納まっていた遺骨を合同墓地へ移動する納骨をして参りました。

今回の墓じまい。申し込み、手続きなどから決済まで、すべてを取り仕切っているのは、私の従兄。
AA的には私のスポンサーでもある従兄が中心となり、納骨を行ってきました。

昨今、私たち親族一同のように墓じまいをする方々も増えてきているらしく、今や何の知識の無い我々であったとしも、代わりにやってくれる専門の業者が多数あります。
寺への連絡~遺骨の取りだし~梱包&移動~合同墓地への納骨まで、全てを頼める専門の業者。

驚きのビジネス。

でも、ますますこれからの需要も増えてくるのではと感じました。


一番驚いたのは、なんと言っても骨壺の移動方法。
前の墓から骨壺を取り出すのも専門業者がやってくれるのですが、前の墓地から取り出した骨壺の移動方法はなんと宅急便📦
ゆうパックに限定されるようですが、宅急便にてダンボール箱に梱包された骨壺が、従兄の自宅に届けられたそうです。
(マジか……💧スゲーな、宅急便。恐るべし……)



そして、そこからは従兄がマイカーのトランクに梱包された骨壺4つを乗せて、この合同墓地まで運んできました。



今回の納骨では、坊さまなどの御経とかはなく、身内と墓地の管理者だけで行われたので、堅苦しい儀式のようなものはありませんでした。

さすがにこの合同墓地の内部までは撮影できませんでしたが、内部の一画に扉があり、その扉を開け、骨壺から遺骨をばらまくような感じで納骨をして終了。

今回は私の祖父、祖母、叔父、叔母、の四柱分の納骨でした。


気になる費用は、従兄に聞いてみたところ、骨壺の取りだし、墓石の撤去、合同墓地への納骨、諸々含めて四柱分で60万円ぐらいだったそうです。

写真に少しだけ写っていますが、合同墓地の隣には大きな石碑があり、そこには亡くなった方々の名前などが表札のように並んでいました。その表札は故人、遺族の要望で入れても入れなくてもどちらでもいいそうです。






久しぶりにこの霊園を訪れましたが、台風一過で晴れ渡った青空に、紅葉した木々のコントラストが鮮やかでした。
この景色も時代と共に変わってゆくのかもしれませんね。





追記………




本日、私にとっては、かなり霊的な1日

でしたね( ̄▽ ̄;)

違うか。



それと………
亡くなった方の遺骨。その数えかたを初めて知りました。
なんとなく一人、二人、などと数えるのはおかしいのかな?……と思い、少し調べてみましたらね、やっぱり思った通りでしてね。
書き直しておきました。

また一つ勉強になりました。



え、常識?



いやいや💦恥ずかしいわ(/-\*)



















風任せ

2017-10-28 22:55:43 | 日記
風任せ。


これって結構大事かもしれません。



先日、ある会社へ面接に行ったけれど、10日も経ってからようやく連絡があり、残念ながら不採用………


結構凹みましてね。


これはもしや、またずるずるとこのイヤな感じを引きずってしまうのかな?オレは………
などと思っていたりしたんですけどね。


そんなときに、なんとなくスマホで求人情報を見ておりましたら、
『お!ここいいかも。』
と思う会社をまた見つけましたよ。





で、
今回はハロワを通さず、直にその会社へ面接の申し込みの電話をしてみました。
幸い、事前の書類選考などは無い会社でしたので、すぐにでも面接していただけるのことで、来週にまた面接に行ってまいります。

いつもの私なら

『また不採用になったらイヤだな………
しばらくは様子を見ることにして、今回は止めておくか。』


……などと考え、なかなか次の行動までには時間がかかるのですが、なんとなくその「どうしようかモヤモヤ考えている時間」がもったいなく感じ、またそのモヤモヤ感を早く取り去りたかったので、


半ばヤケクソ………
……というよりは、風任せと言ったような感じでしょうか。



イロイロと考えに考え抜いて、ハロワを通じて面接まで漕ぎ着けた会社であったとしても、採用してもらえなければなんにもなりません。
仮にもし採用してもらえたとしても、その会社で続けてゆくことができるのかどうかも入社してみなければ分かりません。

だったら風任せもアリなのかなぁ………なんて思ったりもします。


採用してもらえたなら、そこでやれるだけのことをするだけ。落ちたら落ちたで、また考えればいいさ。
命まで取られるわけじゃないし。



最近はそんなふうに考えられるようになってきました。
日々、イロイロと書いてはおりますが、私は普通の人よりも、メンタル面において人一倍弱いことぐらいは自覚しているつもりです。
だからこそ、全てを考えに考え抜く方法よりも、風任せな人生もまたいいかも、と思ったりもします。

でも、いくら風任せといっても、あまりに無計画では、周りにまた心配や迷惑ををかけてしまいます。

無計画と風任せは似ているようでいて別物です。いつも無計画な状態では、ちょうどよい風が自分に吹いてきたとしても、慌ててその風に乗ることはできません。

「いい風でも吹いてこないかなぁ……」

と、常にからだと心の準備をしておくことは大事なことです。
もしかしたら逆風かもしれませんし、追い風なのかもしれません。



風はきまぐれですから。



来週も天気はあまりよくありませんが、私にとっていい風が吹いてくれることを期待して待つことにしましょうか。





また結果はご報告いたします。










埋め合わせについて

2017-10-28 02:42:42 | 日記
ステップ八
私たちが傷つけたすべての人の表を作り、その人たち全員に進んで埋め合わせをしようとする気持ちになった。


ステップ九
その人たちやほかの人を傷つけない限り、機会あるたびに、その人たちに直接埋め合わせをした。




私のブログの中で、度々出てくるこの埋め合わせという言葉。
実はこれには深い意味があります。

私がこのブログで書いているときには「埋め合わせ(謝罪)」と表現しておりますが、実のところ「埋め合わせ」と「謝罪」では意味が少し異なります。

ではなぜ、私はこの「埋め合わせ(謝罪)」という表現を使っているかと申しますと、このブログはAAやGA、又はその他の12ステップグループに通っている仲間も見てくれているとは思いますが、それ以外の方々、「AA、GAって何ぞや?」と思われている方々にも分かりやすく表現するために、「埋め合わせ=謝罪」のような表現をしております。



ですが、埋め合わせの本来の意味としては「遺憾の意」というのが一番正しい使い方ではないかと私は思っておりますので、敢えて今回記事にしてみました。


「謝罪」というと、どことなく「申し訳ありません」とか「謝る」……という意味を連想しますが、「埋め合わせ」は本来、ただ謝るだけのものとは違います。



「埋め合わせ」の本来の意味は遺憾の意(残念である)を表すものです。


【謝罪を例にした場合】
「いやー、あの頃はホントに申し訳ありませんでした。謝ります。」

……と、一方的に自分の非だけを詫びることのようにも感じます。
それと比べ、埋め合わせ(遺憾の意)を表した場合は、


【埋め合わせを例にした場合】
「いやー、あの頃はホントにアナタには残念な思いをさせてしまいました。」

とか、または

「いやー、あの頃のことはホントに私自身も残念でなりません。」

これだと、どちら側にも非があり、お互いを許そうという気持ちの表れのようにも感じ取れます。





ちょっとしたニュアンスの違いだけのようにも感じますが、気移りしがちで自己中なアル中、ギャンブル中は「謝罪」という言葉を嫌います。なのでこのような「埋め合わせ」という言葉をビッグブック(書籍アルコホーリクス・アノニマス)では使っています。




ま、私個人としては、

「なんだよ "埋め合わせ"って?
謝罪でいいんじゃねーの?
どっちでもいいよ。」


とも思いますが、この「埋め合わせ」という表現を100年近く使ってきているAAの伝統には逆らえません
(-_-)💧



日本語って難しいわ。



でも、このブログの中では誰が見てくれているのか分かりませんので、これからも「埋め合わせ(謝罪)」と書いていこうと思っております😁

マニアックな12&12、伝統フェチの方。
ごめんなさい、(謝罪)しますm(__)m















なぜミーティングへ行くのか

2017-10-25 19:12:36 | 日記




飲まない、賭けない生活を続けてゆくため。





まぁ、一言で言ってしまえば、そういうことです。





では、ミーティングに通っていなければ再び飲んでしまう(賭けてしまう)ことになってしまうのか?


答えはNOです。

依存症からの回復のバイブル的書籍、ビッグブック(アルコホーリクス・アノニマス)にも25年間、自力で断酒し続けた男の物語がp48~p49に出てきます。
しかし……この男も断酒してから25年後、最初の1杯の狂気(強迫観念)にコロッと掴まってしまいます。その1杯が肉体的渇望の呼び水となり、やがてはまた病院生活が待っているのですが…………





ミーティングに通わなくても、飲まない、賭けない生活を続けてゆくことも可能だと私個人は思っております。

ですが、アルコール(ギャンブル)、またはその他、依存症にまでなってしまった人にとっては、ミーティングに出ることもなく、飲まない(賭けない)生活を維持していくためには、何らかの"人格的変化"が必要です。
末期の頃からは立ち直ったとしても、飲んでいた(賭けていた)頃と何ら変わらない生活を送っていたのでは、また同じことの繰り返しになることは目に見えているからです。



その"人格的変化"を目指す方法として12ステップが有効だと私は信じています。



ビギナーが(私も含め)12ステップに取り組むためには、やはりスポンサーシップが必要になります。
そのスポンサー、あるいはスポンシーを見つけるためには、必然的にミーティングに出ることになります。

飲まない(賭けない)生活

ミーティング

スポンサーシップ

12ステップ

ミーティング

ミーティングに通う頻度はメンバーによって様々ですが、このサイクルが乱れたときにスリップする危険が、スポンサー、スポンシー両方に潜んでいるように思います。
ですが、スポンサーが調子悪くてミーティングに通ってこれない、またはスポンシーが突然来なくなってしまった。
こういうケースも少なくはありません。
そういった場合は、スポンサーシップにこだわらず、できるだけミーティングに通い、他の仲間の話を聞くこと。それがスリップする危険を回避するのには有効だと思います。


飲まない(賭けない)生活

ミーティング

ミーティング

行けない時もある

ミーティング

仲間との分かち合い

ミーティング



ただ飲まないだけ(ただ賭けないだけ)の生活を送ってゆくだけなら、わざわざミーティングに通ったりステップを踏まなくても可能だと思います。
ですが、それだけでは今まで迷惑をかけてきてしまった人たちへの埋め合わせ(謝罪)には繋がりません。



『そんなミーティングになんか行ってられるか。オレはミーティングになど行かなくても止められているわ。』


このように断酒、断ギャンブルに自信を持つことは良いことだと思います。


ですが…その自信が過信に変化した時には注意が必要だと思います。
その過信に騙されないようにミーティングに行き、人の話を聞き、自分自身を見つめてみる時間も必要かと思ったりもします。






…………そういえば、この前の記事で紹介したハロワのおじさん………
あの人の経験をもう少し聞いてみたいな。

ハロワで会ったおじさん
の記事はコチラ⤵
完全断酒者 - くもり空の下で……






しばらくはまたハロワ通いが続くと思うし、またの機会に聞いてみようかな。







国会議員

2017-10-24 18:23:32 | 日記
昔……クラブに勤めていたホステスと付き合っていた時期があった。




彼女は自ら立ち上げた事業に失敗し、多額の借金を抱えていた。
バツイチ、二人の子持ちだった彼女は、昼間は知的障害を抱ている息子の世話をし、夜は借金返済のためクラブで働いていた。







当時、彼女にしつこく言い寄ってくる客がいて、彼女は困っていた。

「ねぇ、お金に困っているの?
僕が貸してあげようか?

その代わりに………」


………と。




気になった私は、
「それ誰だよ!?」

……と彼女に尋ねた。

「世の中に影響力のある方だから名前は言えない。ごめんね、○○ちゃん。。。」

……と彼女は申し訳なさそうに答えた。




………だが数日後、当時の私はしつこく彼女を問い詰め、その人物の名前を彼女から聞き出した。







…………あれから、何年たったのかな………







一昨日、テレビでその人物を久しぶりに見かけた。
結果が気になりテレビに注視していたけれど、ここで当選か落選かを公にするのはやめておきましょう。







私利私欲の為にではなく、お国のために…………… か。



私は今でも貴方のことがキライです。

けれど、
貴方にも、貴方なりの苦労がきっとあることでしょう。
私利私欲をまったく無くせ!…とは言いません。
にんげんだもの。仕方がありません。


ですが、
そんな貴方のことを、疑うことなく信じている人もたくさんいると思います。




その人たちのため、お国のために、頑張って下さい。