くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

1cm

2019-07-28 18:37:00 | 釣行記

長かった梅雨が明け、日照りの夏がやってくる。





夜中から車を走らせ、明け方の4時半に現地に到着。
白々と夜が明け始めたのが五時頃だった。


何時間もかけて目的だった川に到着するも、川の様子を見て愕然…………

泥濁りとまではいかないまでも、かなり濁っている。水位もかなり高い。
平常時の3割増しといったところ……
場所を選んだとしても対岸までザブザブと歩いて横断することなど出来そうにない状況。


今まで長雨が続いていたので、ある程度の増水は予想していたが、まさかここまでとは………

夜明け前に日釣りのチケットも購入してしまっている。できれば大幅な場所移動は避けたい。。。
仕方がないので目的だった川を諦め、釣り券購入時にコンビニで貰った釣りマップを頼りにし、別の支流、枝沢にも入ってみることにした。




まだ残雪の残るアルプス、雄大な風景を望みながらの釣りは、普段とはまた違った楽しみを与えてくれる。


放流ものだろうか。15cm~20cmほどのイワナやヤマメがポコポコと釣れる。
水量、水色は悪くはない。
しかし、思っていたほど状況は良くないようだ。



支流に見切りをつけ、これまでに一度も入渓したことのない沢に入ってみることにした。





初めての川、初めてのポイント。



ひぐらしの鳴き声が辺りに響く。


夏を感じる。






食べられる側、食べる側、双方共にイエローベリー。






「ここを抜けると、次はどうなっているのだろう?」




期待を裏切られることもしばしばあるけれど、やっぱり未知の小渓流はワクワクする。


この沢を昇り始めてから約一時間。
岩盤の壁、奥がエグれている好ポイントが現れた。

流れ込みのインレットに向けてBowieをキャスト。そしてリトリーブ。


…………

…………

15cmほどのチビイワナがヒット。
フックを外し、イワナを下流へとリリース。




もう一度同じ場所へBowieをキャスト。
先程より少し速めにリトリーブする。


………


…………


…………………



!!!



岩盤の奥からBowie目掛けて猛然とダッシュしてくる魚影。




一瞬の出来事だった。





真横から飛び出してきた影がBowieを引ったくる。
間髪いれず合わせを入れる。






暴れまくる魚体。





『で、でかい。』



ランディングネットに手を伸ばす余裕もなく、なんとかそのまま浅瀬へランディング。刺さっていたフックは1本だけ。
「あぶねー💧」






興奮しているヤマメをネットの中で落ち着かせ、フックを外した。
スゴい体高。まんまBowieを巨大化したようなフォルム。




私の使っているネットの内径は31.5cm。
今日はメジャーを忘れてきてしまっていたので正確なサイズは計れない。








『尺まで、あと1cmってところか。』









まぁ、いい。
いい魚に会えた。



渓流釣りをやっている人にはきっと分かってもらえるのではなかろうか。
この『あと1cmの壁』がどれほど分厚いかを(苦笑)








…………その後も"1cm"に泣かされる💧










"あと1cm"






この壁は、思っているよりも、
だいぶ厚い(-_-)












★タックル
■ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
■リール: Abu カーディナル3BP

■ライン: PE0.6+フロロ5lb

■ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S typeⅡ、蝦夷50S1st typeⅡ、Bowie50S





























雨の魚

2019-07-14 08:08:52 | 釣行記


6月の始めに梅雨入りし、既に7月も中旬だというのに未だに雨が降ったり止んだりの日が続いている。
まだ梅雨明け宣言が出されるまでには時間がかかりそうだ。




そんな中、久しぶりにアマゴの川へ出掛けることに。
雨の魚、雨の子と書いてアマゴ(アメゴ)。
なぜ雨の魚?きっと何らかの由来があるのでしょう。私には解りかねますが(^_^;)






前回この場所を訪れたのが四月の下旬。
あれから既に2ヶ月が経過している。



ロケーションは抜群。しかし上の写真のような一級ポイントからの反応は皆無…………
きっと連日釣り人が入っているのだろう。竿抜けになりそうなポイントを撃っていくが、思うようには魚は出てくれなかった。






細流、蜘蛛の巣を掻き分け、取り払いながらの溯行。
蜘蛛の巣がラインに絡まりイライラもするけれど、それはそのポイントにはまだ今日は誰も入っていないという証拠でもある。(何度リーダーを組み直したことか💦)
そういったポイントでの溯行は大変だけど、やはりそれなりに反応が得られることが多い。






ポイントを変えながら、くもり空の下で雨子釣りを堪能した。















★タックル
■ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
■リール: Abu カーディナル3

■ライン: PE0.8+フロロ5lb

■ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S1st typeⅡ、蝦夷50S typeⅡ、Bowie50S




今年も源流へ

2019-07-06 18:58:05 | 釣行記


退院してから約3年………



この3年間、釣りに関して言えば、私の行動パターンにはほとんど変化が無いことに気づく。




梅雨入りしてからまとまった量の雨が降ったりすると、自宅付近の河川は増水しダムからの放流もあったりして泥濁りとなる。
とても竿を出せるような状態じゃなくなってしまう。


そんな時、私は天気の様子をみながら源流域へと釣行へ出掛ける。



自分の過去記事をみてみると、やはり2年前にも同じ行動をとっていた⤵

源流へ - くもり空の下で……




「あの場所のヤマメたちは変わらずに暮らしているだろうか……」



そんな想いも抱きながら、再び今年も一人で源流へ。










◆◆◆◆◆◆











携帯も繋がらない圏外の山奥。


一人だと少し心細い。

けれど、非日常をこれほどまでに感じられる場所はなかなかない。
メンヘラの私にとってはうってつけの場所だ
(苦笑)







約3時間ほど歩いた。
小さなチェイスはあったものの、今年は源流ヤマメの姿を拝むことはできなかった…………




「また来るとしよう。」






気を取り直し、里まで戻ることに。


里に戻る途中、落石があったり、倒木があったりと、この前の大雨の影響が至るとこに垣間見えた。




まだ帰宅するには時間が早かったので、下流にある里川を歩いた。

私にとっては外道であるイワナも、この日ばかりはなんとなく愛おしくすら思えてくる。






もう雨は、暫くいいかな…………




そろそろ晴れて欲しい今日この頃。










★タックル
■ロッド: イトウクラフト エキスパートカスタムEXC510ULX
■リール: Abu カーディナル3

■ライン: PE0.8号+フロロ5lb

■ルアー: イトウクラフト 蝦夷50S1st typeⅡ、蝦夷50S typeⅡ、Bowie50S