数日前、電話で母と大喧嘩をした。
もうあと数日で母は七十七歳の喜寿を迎える。
そんな母に、細やかながら家族みんなで御祝いでもしようかと弟と話していた矢先………
発端は、身内にありがちな痴話喧嘩からだった。
幾つになっても母親は母親。バカ息子はバカ息子。
こちらが"カチン💢"とくるようなことをズケズケと言ってくる。でもそれはきっと、だらしのない息子のことを心配してからのこと………
「ちゃんと生活してるよ。あんまり心配しないで。」とか言っておいて、自分はぐっと堪えれば良かったのかもしれないけれど、私と母は昔から「犬と猿」
ついつい頭にきて、母から"ぐうの音"も出なくなるような嫌味のような事を言ってしまい、母との通話ははそこでガチャ!っと途切れた。
自分が(悪い事をしてしまった…………)と内心は反省していても、そこは犬と猿の親子。なかなか「ゴメン」の一言が出てこない。
そんな自分自身にもモヤモヤしていた。
又、他にも、今のコロナ禍。なんとなく稀薄でうわべばかりの薄っぺらい人間関係、自分勝手なヤツ(自己虫なヤツ)の行動ばかりが目につくようになってしまっている自分……………
そういった諸々なイライラ感が蓄積されていた。
「一人になりたい。」
ふと、そう思った。
◆◆◆◆◆
重いリュックを背負い、片手にはクーラーbox。枯れ葉とガレ場が入り交じっている源流をひたすら歩いた。
かなりの重労働。
けれど、そんな思いをしてでも、野性動物と渓魚しかいない、そんな場所でゆっくりと過ごしたかった。
携帯も繋がらない。なにか起きたとしてもすべてが自己責任。
そういったリスクも承知。
でも、一人の時間、自分と向き合う時間が欲しかった。
釣り道具は一応背負ってきた。少し竿を出してみたけれど、あまりの水の少なさに苦戦。今日は源流渓魚の姿を拝むことはできなかった。。。
ステーキ、鯖、どちらも近所のスーパーで安売りされていたもの。でも、この環境が味を変えるのか、普段自宅で調理した時より断然美味しい。
プライスレス。
夕暮れ………時々鳴き声を発する鹿の視線を感じる。けれど、コチラに寄ってくる様子はない。
あまりの静寂に包まれていると、なんだか人の声を聞きたくなる。
簡単に言えばチョット寂しくなり、ラジオを取り出した。
FMは聞き取りづらいけれど、AMならばクリアーに電波も入った。野球中継が放送されていたけれど、私は野球にはほとんど興味がない。けれど、なんとなく騒がしい感じの中継放送に癒された。
人の声を聞いて安心する……………
おや?
オレは一人ぼっちの空間に浸りたくてここへ来たんじゃなかったっけ…………
山の長い夜の始まり。
長い夜といっても、することと言えば、薪を探してきては火を絶やさないことぐらい。後はワインをチビチビ呑みながらラジオに耳を傾けることだけ。
「自分と向き合う時間」とか格好つけて言ってみたけれど、とくに向き合ってなどはいなかった。
ただ、一人きりで、こうしている時間って大事な気がした。
◆◆◆◆◆
真夜中、あまりの寒さで目が覚めた。
時刻はAM:1:00ぐらい。
ここは標高800m。
日中は暖かいけれど、陽が落ちるとグッと冷える。気温は0℃
ライトダウンを着こみシュラフには入っていたけれど、やはりコンフォート温度5℃前後のシュラフではキツい夜となった。失敗した(T-T)
少しでも寒さから身を守ろうと持参してきたネオプレンソックスとマグマに救われた夜。
◆◆◆◆◆
朝 AM5:30
テントにはうっすらと霜が降りていた。野鳥たちが一斉に会話を始める。この時期にしては寒い朝だった。
呑みすぎて二日酔い気味の身体をなんとか奮い起たせ、撤収準備を始める。
毎度のことだけど、この時ほど「あんなに呑むんじゃなかった………」といつも後悔する(-_-)
今日はこれから会社で二時間ほどの仕事が待っている。
社会へ戻る時間。
ソロキャンプをしたからといっても、コレといって自分自身が変わったわけではありません。これから先も社会へ戻ればイライラとすること、イライラするヤツ、いっぱいあることでしょう。
そういった物事、人たちを変えることなどできません。
唯一、変えることができることとしたら、そういった時の自分の考え方、自分自身の行動しかありませんよね。
分かってるつもりなんだけど、コレが難しくてね、ハハ。
はぁーあ。。。
オフクロに詫び、入れなきゃなぁ…………………
ホントはイヤだけど💧
もうあと数日で母は七十七歳の喜寿を迎える。
そんな母に、細やかながら家族みんなで御祝いでもしようかと弟と話していた矢先………
発端は、身内にありがちな痴話喧嘩からだった。
幾つになっても母親は母親。バカ息子はバカ息子。
こちらが"カチン💢"とくるようなことをズケズケと言ってくる。でもそれはきっと、だらしのない息子のことを心配してからのこと………
「ちゃんと生活してるよ。あんまり心配しないで。」とか言っておいて、自分はぐっと堪えれば良かったのかもしれないけれど、私と母は昔から「犬と猿」
ついつい頭にきて、母から"ぐうの音"も出なくなるような嫌味のような事を言ってしまい、母との通話ははそこでガチャ!っと途切れた。
自分が(悪い事をしてしまった…………)と内心は反省していても、そこは犬と猿の親子。なかなか「ゴメン」の一言が出てこない。
そんな自分自身にもモヤモヤしていた。
又、他にも、今のコロナ禍。なんとなく稀薄でうわべばかりの薄っぺらい人間関係、自分勝手なヤツ(自己虫なヤツ)の行動ばかりが目につくようになってしまっている自分……………
そういった諸々なイライラ感が蓄積されていた。
「一人になりたい。」
ふと、そう思った。
◆◆◆◆◆
重いリュックを背負い、片手にはクーラーbox。枯れ葉とガレ場が入り交じっている源流をひたすら歩いた。
かなりの重労働。
けれど、そんな思いをしてでも、野性動物と渓魚しかいない、そんな場所でゆっくりと過ごしたかった。
携帯も繋がらない。なにか起きたとしてもすべてが自己責任。
そういったリスクも承知。
でも、一人の時間、自分と向き合う時間が欲しかった。
釣り道具は一応背負ってきた。少し竿を出してみたけれど、あまりの水の少なさに苦戦。今日は源流渓魚の姿を拝むことはできなかった。。。
ステーキ、鯖、どちらも近所のスーパーで安売りされていたもの。でも、この環境が味を変えるのか、普段自宅で調理した時より断然美味しい。
プライスレス。
夕暮れ………時々鳴き声を発する鹿の視線を感じる。けれど、コチラに寄ってくる様子はない。
あまりの静寂に包まれていると、なんだか人の声を聞きたくなる。
簡単に言えばチョット寂しくなり、ラジオを取り出した。
FMは聞き取りづらいけれど、AMならばクリアーに電波も入った。野球中継が放送されていたけれど、私は野球にはほとんど興味がない。けれど、なんとなく騒がしい感じの中継放送に癒された。
人の声を聞いて安心する……………
おや?
オレは一人ぼっちの空間に浸りたくてここへ来たんじゃなかったっけ…………
山の長い夜の始まり。
長い夜といっても、することと言えば、薪を探してきては火を絶やさないことぐらい。後はワインをチビチビ呑みながらラジオに耳を傾けることだけ。
「自分と向き合う時間」とか格好つけて言ってみたけれど、とくに向き合ってなどはいなかった。
ただ、一人きりで、こうしている時間って大事な気がした。
◆◆◆◆◆
真夜中、あまりの寒さで目が覚めた。
時刻はAM:1:00ぐらい。
ここは標高800m。
日中は暖かいけれど、陽が落ちるとグッと冷える。気温は0℃
ライトダウンを着こみシュラフには入っていたけれど、やはりコンフォート温度5℃前後のシュラフではキツい夜となった。失敗した(T-T)
少しでも寒さから身を守ろうと持参してきたネオプレンソックスとマグマに救われた夜。
◆◆◆◆◆
朝 AM5:30
テントにはうっすらと霜が降りていた。野鳥たちが一斉に会話を始める。この時期にしては寒い朝だった。
呑みすぎて二日酔い気味の身体をなんとか奮い起たせ、撤収準備を始める。
毎度のことだけど、この時ほど「あんなに呑むんじゃなかった………」といつも後悔する(-_-)
今日はこれから会社で二時間ほどの仕事が待っている。
社会へ戻る時間。
ソロキャンプをしたからといっても、コレといって自分自身が変わったわけではありません。これから先も社会へ戻ればイライラとすること、イライラするヤツ、いっぱいあることでしょう。
そういった物事、人たちを変えることなどできません。
唯一、変えることができることとしたら、そういった時の自分の考え方、自分自身の行動しかありませんよね。
分かってるつもりなんだけど、コレが難しくてね、ハハ。
はぁーあ。。。
オフクロに詫び、入れなきゃなぁ…………………
ホントはイヤだけど💧