くもり空の下で……

アルコールとギャンブル。依存症からの回復と成長を目指しながらの日々の雑感を発信。趣味の渓流釣りなども公開しています。

経験と、力と、希望

2021-06-02 19:41:45 | 日記
6月1日
今日は火曜日……………か。







昨夜、
ある場所へ向かっている途中、人には分かるはずもない、言えないような葛藤が頭の中でぐるぐると回っていた。


このまま、
体調と相談しながら飲酒をつづけようか………



それとも、
再び、断酒を始めてみようか…………
先週、精神科主治医を元を訪ねた時に、キッパリと言ったはずだろ、オレ。


「また、断酒してみようと思います。」と。






◆◆◆◆◆◆



5.26先週の水曜日、
主治医、先生は薄く笑みを浮かべながら、こう言った。
「まぁ、断酒が一番だと思いますけどね、はい。
でも、○○さんのように、この1年間、毎日決めた量のアルコール、ビール2本程でしたら、量を減らしながら、飲んでもそれほど問題ないようにも感じますけどね。

ま、
でも、
断酒しますか。
なら、是非しましょう。」




◆◆◆◆◆◆




ふと、そんな思いを抱えながら、ある駐車場に到着した。
そこは、かつて私が毎週火曜日の夜に通っていた場所。

通い慣れていたはずの道、この古い旧校舎。けれどその建物に入るのを一瞬躊躇った。




扉をノックし、開けた。
そこにはマスクはしていたものの、見慣れた顔の四人が椅子に座っていた。



そう、
私は再びAAミーティング会場に足を踏み入れた。
言い方が大袈裟かもしれないけれど、私にとっては、これは一大事な出来事。
なぜなら、
ここへ来たからには、断酒を誓い、再び飲んでしまうことがないように、仲間の話を聞き、仲間に自らの経験と、力と、希望を語る場所だからです。

でも、今の私には力と希望は無く、仲間の話を黙って聞くことと、これまでの自らの経験を話すことしかできなかった。


分かち合いで、3人の仲間たちは、ほぼ1年前と同じような話をしていた。
失礼かもしれないけれど、
「その話、もう20回以上聞いてますよ○○さん。」
……とツッコミの一つでも入れたくなるような話だった。

途中からもう一人、以前から顔馴染みの、昔だいぶお世話になっていた仲間が会場に入ってきた。私に向けてグータッチ👊👊を交わした。
嬉しかった。


3人が話終えたところで、私の番が廻ってきた。
私は、この1年間の自分の飲酒について仲間たちに話した。

・ほぼ毎晩、晩酌をしていたこと。
・健康診断の結果。
・まだ酒に対して未練もあること。

・そして、ここへ再び足を踏み入れるまでの葛藤、今までとは違った覚悟。

などを。



みんな、沈黙して聞いてくれてはいたけれど、かなりショックを受けていたようだった。
ミーティングは一時間半ほどで普段通り、昔と同じように終了した。

ミーティングも終わったので帰ろうとしたけれど、この前ショートメールを送った仲間たちにアフターミーティング(サイゼリア)に誘われたので参加してきました。
会場でのミーティングでは「言いっぱなし、聞きっぱなし」というルールがありますが、このアフターではそんなものはありません。
なので、仲間たちにこの1年間の出来事などをイロイロ聞いたり、逆にイロイロと聞かれたり、有意義な楽しい時間を過ごさせてもらいました。


仲間:
「来週、またちゃんと来たら、1DAYメダル渡すわ。」


私:
「すんません。でも、オレ1DAYもう4枚も持ってるんスけどね。緑のプラスチックの軽いヤツ。」


仲間:
「じゃー、もーダメだな。
ちぃ~暴にゃ、もうあれだ、今度は紙でメダルを印刷したヤツだな。
それなら安上がりだし、何枚も作っておかなきゃいけねーな。」





全員:
「爆笑」






◆◆◆◆◆


今日で断酒二日目。



そんな仲間たちの期待を裏切らないように、来週はちゃんと行ってきたいと思います。






そのあとは…………





まだ、分かりませんけど。







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