AFPBB
ハリス米副大統領、アジアへの「永続的関与」を約束
【8月23日 AFP】米国のカマラ・ハリス(Kamala Harris)副大統領は23日、アジア歴訪の最初の訪問地シンガポールで、米国によるアジアへの「永続的な関与」を約束した。アフガニスタンで、米軍撤収に伴いイスラム主義組織タリバン(Taliban)が権力を掌握する中、米国のアジアへの関与を強調し、安心感を与える狙いがある。
1週間前のタリバン復権と、大勢が必死で国外退避を試みるアフガニスタンの窮状は、世界の超大国としての米国の地位に影を落としている。
United States Vice President Kamala Harris arrives at the Istana
カブール空港で銃撃戦、米独軍が加勢 アフガン人警備員死亡
【8月23日 AFP】アフガニスタンの首都カブールの空港で23日、正体不明の武装集団の襲撃を受けたアフガン警備隊が応戦し、ドイツ軍と米軍も銃撃戦に加わった。ドイツ軍がツイッター(Twitter)で明らかにした。
ドイツ軍によると「けさ4時13分に、カブール空港の北門でアフガン警備隊と正体不明の襲撃者が交戦した。アフガニスタン人の警備員1人が死亡し、3人が負傷した」という。
Firefight at Kabul airport as Afghans scramble to flee Taliban | DW News
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SPUTNIK
米国ではアフガニスタン情勢を巡る政府の決定について批判が相次いでおり、この点について記者から質問を受けた中でバイデン氏はこのようにコメントした。
私の仕事は他の誰もができない、あるいはしないであろう決定を下すことである。私はそれを行った。私は若い男女をさらに戦争に送らない決定を下したが、これは絶対に正しいと確信している。
なおバイデン大統領はアフガニスタンで犠牲になった米兵の数について質問を受けてコメントした際に、メモ書きをチェックせずには答えられないなど、失態を見せた。バイデン大統領はジャケットの内ポケットからメモ書きを取り出し、犠牲者数を読み上げた。
バイデン氏によると、アフガニスタンでは2448人の米兵が死亡したほか、2万722人が負傷した。これらのデータをもとにバイデン氏はアフガニスタンからの撤退を決定した判断の正しさを改めて主張した。
タリバン指導者は、パンジシール州の当局が平和裏な権力譲渡を拒否したことから、数百人の戦闘員を同州に向かわせた。この理由について、タリバン政治局のムハンマド・ナイム広報官は現地テレビの取材に応じた中で次のように指摘した。
我々の目的、それは国土を統一することである。様々な体制があってはならない。しかし、一部の者たちはトラブルを望んでいる。仮にトラブルが相互理解の形で解決されないならば、最後の手段は戦争である。