今日の牧太郎さんのブログは脳卒中を起こす前の写真をもらったことが書いてあった。
右手が動いていてサンデー毎日の編集長をやっていたころの写真だそうで、
手につかんでいた紙に書いてあった言葉を牧さんは書いておられた。
「ウソ」「事実」「真相」とあったそう。
なるほどジャーナリストはこうして事件を整理しながら展開を追っているのだと感心する。
自分の頭の整理のために、念のため、『新明解国語辞典』第四版をひいてみた。
「ウソ」:述べた事柄が事実でないこと。
(例文)つじつまを合わせるためにいくつもウソをつく
「事実」:実際にあった事柄でだれも否定することができないこと。
(例文)政府献金の事実をつかむ
「真相」:世間でとりざたされたのとは違う事件の本当の事情
(例文)真相を衝く・国民の前に明らかにする・解明する
ここまで調べてフランス語の時制を勉強していたころの昔の自分を思い出した。
おフランスと揶揄されるフランスであるが、ロマンチックどころか実際は実証的なことを尊ぶ国なのだということを痛感したものだ。
時制は「事実」「単に自分の頭で考えた事、単なる予測、事実と違う事柄を想像する」「それは現在か、過去か、未来か」などなど、
きっちりと現象を整理しないとフランス語を読めない、書けない。
日本語でも考えながら言葉にしているのであろうが厳密に考えていなかった。アヤフヤであった。フランス語はアヤフヤだと時制はマスターできなかった。
そのへんをきちんと考える習慣がつかず大いに苦労したものだ。
主語+動詞+目的語・修飾語としての形容詞・副詞・時制と動詞活用などがフランス語初級文法の壁であり、多くの人が挫折する原因だと思う。
だが厳密な文法が頭をカリカリとかかれるようで快感でとあるとフランス語ファンの1人が言ったものだ。(私ではない)