特番『上昌広先生に訊く!医学的見地から見る新型肺炎の現状』ゲスト:医療ガバナンス研究所 上昌広氏
今はグローバルな科学のコラボレーションの時代、世界の権威はイギリスのランセットやポストのニューラインジャーナルメデスンのような科学誌が権威があり世界のコンセンサス(合意)がそこでできる。1月20日のランセットで無症状でも人感染が起きると発表しているのに1週間も遅れて日本でそのことを記者会見で発表するなんて世界からは何も知らないでやっているとしか思われない。日本は練度が低いんですよ。国際協調が大切、お互い経験が豊富な地域の意見を聞いたらいい。中国は感染を本当にうまく作りこんでいる、日本も高齢者が得意。こういうノウハウの共有を官民がやれることをやったらいい。今回の厚労官僚が悪意があったとは思わないが、巨大なクルーズ船を一生懸命検疫法に基ずいてやったがまさか世界に例のないものをやっているという認識はなかった。こんな大きなものの検疫を世界でもやったことがないし、この点でインパール作戦とか第二次世界大戦と極めて似ててもうそろそろやめんかいみたいな日本の一番長い日に出てくる昭和天皇みたいな人が必要なんですよ。