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NHK 4月22日 20時00分財務次官セクハラ疑惑
立憲民主党の枝野代表は松山市で記者団に対し、立憲民主党など野党6党が国会審議に応じていないことについて「国会に提出された文書が改ざんされるなど信用できない状況であり、政府・与党には一定の信用ができるまで環境を整えてもらいたい」と述べました。
そして、枝野氏は「福田事務次官のセクハラ発言に加え、その後の処理が明らかにピント外れで、麻生大臣にはけじめをつけてもらわないといけない」と述べ、麻生副総理兼財務大臣の辞任を重ねて求めました。
また、民進党の増子幹事長は福井市で記者団に対し、「麻生大臣の辞任と、柳瀬元総理大臣秘書官の証人喚問をしっかりやると明確にすることが、国会が正常化する条件であり、麻生大臣の辞任は不可避だろう」と述べました。
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NHK 4月22日 16時33分財務次官セクハラ疑惑
麻生副総理兼財務大臣は訪問先のワシントンから22日、帰国しました。財務省の福田事務次官がセクハラ発言をしたとされる問題や決裁文書の改ざんについて、23日以降、調査を急ぎ事態の収拾につなげたい考えですが、一連の問題に対して責任を問う声も出る中、難しい対応を迫られることになりそうです。
麻生副総理兼財務大臣は22日午後3時ごろ、G20=主要20か国の財務相・中央銀行総裁会議に出席するため訪れていたワシントンから帰国しました。
麻生副総理は、財務省の福田事務次官がセクハラ発言をしたとされる問題の対応などをめぐり、訪問先のワシントンで記者団から自身の進退について問われたのに対し「考えていない」と述べました。
ただ、顧問契約を結ぶ法律事務所を通じて被害者に名乗り出るよう求める財務省の調査方法に対しては、二次被害を生むおそれがあるなどとして批判が出ています。
福田次官は近く辞任する見通しですが、決裁文書の改ざん問題で先月、佐川前国税庁長官が辞任していて、わずか1か月余りの間に財務省と国税庁の事務方のトップが空席となる極めて異例の事態となります。
麻生副総理は23日以降、組織の立て直しに向け一連の問題の調査を急ぎ事態の収拾につなげたい考えですが、自身の責任を問う声が出る中、難しい対応を迫られることになりそうです。