⑨長崎県対馬でまず向かったのが、対馬島の東側にある「#国際ハイウェイ財団」の事務所です。 国際ハイウェイ財団は「#日韓トンネル」の事業主体です。 財団の名称を見ただけではわかりませんが、統一教会の会長が国際ハイウェイ財団の会長に就任するなど、旧統一教会の関連団体とされています。
⑩建設会社の資材置き場のような土地に、プレハブの事務所がありました。 しかし、無人。 近くで作業をされていた方に伺ったところ、国際ハイウェイ財団の事務所は「ここしばらく不在のようだ」とのことでした。
⑪「ようはカネ儲け。でも上手だから。対馬みたいな島に来て『国際トンネル』言えば、ひっかかる人もいる。自民党の政治家もいっぱい見に来ているから、警察も手を出せんわね」
⑬確かに「#日韓トンネル」という一見、壮大な計画を立ち上げれば、過疎に苦しむ国境離島の方々の中には、魅力を感じる方もいるかもしれません。 政権与党である自民党の多数の九州の有力議員が顧問として計画に参加したり、多数の政治家が視察に来たりすれば、異論を言いづらいこともあったでしょう。
⑭先日の「旧統一教会の実態」のブログ(https://yamagishi-issei.jp/2022-08-08/)でご説明したように 「政治家との関わりで社会的評価を高める」 「壮大な事業をPRして資金を集める」 という2点は、これまでも旧統一教会に対してさまざまに指摘されてきた、共通の手法です。
⑮「#日韓トンネル」はこの2点に加えてさらに、国境離島や過疎地の苦境につけこんでいる、とみられても仕方ない側面もありました。 旧統一教会について、政治とのかかわりを含めて、徹底検証が必要です。 これからも、調査、取材を進めていきます。