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10回目の国連安保理、ロシアの要請で緊急会合へ 他国「偽情報糾弾する場に 藤原学思記者のtwitter(2022/3/12土曜日)

2022年03月12日 12時39分55秒 | 戦争
①このスレッドで速報していきます。 フランス大使の言葉が、会合の異質さを物語ります。 「ロシアがまた偽情報、情報操作、フェイクニュースを戦略として使っている。会合で事実を確立することになる」
②ディカルロ事務次長。 「国連はロシア軍がクラスター弾を使用しているという信頼できる報告を受けている。人口密集地でも使用されている。民間人を区別なく攻撃することは、国際人道法で禁じられ、国際法上、戦争犯罪となる可能性がある」 かなり強い非難。国連幹部がこう言う意味は大きい。
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【参考】
明日の紛争を防ぐ- ローズマリー・ディカルロ 国連政治・平和構築担当事務次長
 
中満泉・事務次長。 「生物兵器開発疑惑に関する報道があることは承知している。だが、国連としては、いかなる生物兵器の開発についても承知していない。ロシアもウクライナもBWC=生物兵器禁止条約の締約国だ」 ロシア報道と事実をはっきり分けて指摘。 原発の安全性の必要も主張。今日は3/11。
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④ロシア。 「生物兵器の脅威から世界が解放されるという希望を抱いていた。だが、それが完全に達成されないと信じるに足る理由がある。ウクライナ政権は軍事生物プログラムの痕跡を急きょ消し去ろうとした。ロシア国防省は、ウクライナ領土でそれを証明する文書を入手した」
※真偽不明です。
⑤続・ロシア。 「ウ国内で少なくとも30の生物学研究所からなるネットワークが存在。あるプロジェクトでは、コウモリからヒトに感染する細菌、ウイルス性の病原体の研究も。日本の731部隊が米国に逃げ込んだこととの関連も」 後ろの女性外交官が感情を殺しているように見える。これはかなり苦しい。
⑥続・ロシア。 「ロシア国防省の資料では、ウクライナの生物学研究所で行われた危険な研究はすべて、外交特権を持つ米国の専門家の指導のもとで実施された。現在、ウ政権は建物を破壊し、その直接証拠を隠滅しようとしている」 ロシア市民は本当にこれを信じるのだろうか。
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⑦アルバニア。 「ロシア主張の疑惑は情報戦の一部であり、プロパガンダであり、偽情報であり、陰謀論であり、我々の時間を費やす価値はない。ウクライナに関するロシアのすべての話は、ウソか、捏造か、歪曲されたものだ。自分達が生物・化学兵器を使うための地ならしだ」 過去が証明しています。
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⑧米国。 「ロシアが会合を要請したのは、ウソをつき、偽情報を広めるというだけの理由だ。我々はすでに、ロシアが化学兵器や生物兵器に関する疑惑をでっちあげるだろうと警告していた。本日、世界はまさに我々が警告した通りのロシアを目撃している」 冷静ながら、所々、怒りが感じられる。
⑨続・米国。 「中国もロシアの偽情報を広げ、ロシアのとんでもない主張を支持している。言っておく。ウクライナは生物兵器プログラムを有していない。研究所はロシアの国境にも、どこにもない。世界にウソをつき、プーチンの暴力を正当化する場としてここを使い、安保理の品位を汚すことは許さない」
⑩続・米国。 「母親と子供の遺体を載せたNYTの1面を塗り替えられない。18カ月の子の蘇生に励む医師をとらえたAP通信の記者の仕事を隠せない。11歳のウクライナ少年の物語を確認したCBSのニュースがSNSで広がるのを止めることはできない。ウクライナのジャーナリストも日々、命懸けて戦っている」
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⑪フランス。 「ロシアの根拠のない主張を最も強い言葉で非難する。ロシアのウソには誰もだまされない。国連憲章に違反し、何百万人も難民を出し、無実のウクライナ人を殺しているのはロシアだ。情報も、拒否権も、厳しい現実を隠すことはできない。ロシアはロシア人も、世界もだますことはできない」
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⑫英国。 「ウソの塊-whole pack of lies-だ。事実に戻ろう。ロシアは国際法に違反し、ウクライナに侵攻している。何百人もの民間人を殺害している。クラスター弾を使用している。病院や学校を標的にし、戦争犯罪を犯している。ロシア国内向けのプロパガンダを聴くためにここに座っているわけではない」
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インド。 「各国の意見表明、幅広い情報に留意。ウクライナの状況にくり返し懸念を表明してきた。ロシアとウクライナの直接交渉が敵対行為の停止につながることを願っている。外交と対話以外に道はない」 ロシアの非難は当然しない。 これまでと変わらない、あいまいな態度。
 
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⑭メキシコ。 「ウ政府による生物兵器禁止条約違反は承知されていない、ということだ。メキシコはいかなる主体による生物兵器の使用にも断固として反対する。また、ウクライナの医療従事者や施設に関するいかなる攻撃にも反対する。民間人の保護が重要だ」 ロシアを直接名指ししての批判は避ける。
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ガーナ。
「生物兵器の偶発的、あるいは意図的な使用は、ウクライナだけでなく、世界に大きな影響を与える可能性がある。軍事行動がエスカレートし、『WW2以降最悪』と言われるような人道状況が生まれていることに深い懸念を持っている」 ロシアの無条件即時撤退の必要性を強調。
 
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アイルランド。
「ロシアの会合招集を深く遺憾に思。不当かつ不法な侵略を言い訳にする試みの一環として根拠のない主張をしていることが耐えがたい。偽情報を広めるために安保理を使うという有害な行為は、安保理の役割をおとしめるものだ。ロシアの侵攻が人道的な大惨事を引き起こしている」
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ノルウェー。
「2週間前、ロシアは平和な隣国に戦争を仕掛けた。数日後、拒否権を悪用して安保理が国際の平和と安全を維持するという任務を遂行するのを妨げた。そしてきょう、根拠のない主張に基づいて会議を招集した。学校や病院や民間施設を砲撃している。ロシアは戦争をやめねばならない」
 
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⑱中国。
「いま必要とされているのは、外交努力を強め、緊張を緩和し、ウクライナ問題をできるだけ早く、政治的解決の軌道に乗せることだ。和平交渉に必要な環境、条件を整えるべきだ。中国は国際社会と協力し、情勢悪化を防ぎ、平和のために役割を果たしていく」 まずは従来通りの主張と一般論。
 
⑲中国」「WHOがウ政府に勧告をしたと言う報告を気に留めている。具体的な情報に期待。関連研究所の安全と安心の確保を求める。米国の発言を断固として拒否する。国際社会は米軍の生物兵器活動に懸念を募らせている」 北京にならい、ロシアのプロパガンダを事実上後押し。
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⑳ブラジル。
「BWC違反は極めて深刻であり、独立期間により、確固たる証拠によって立証されなければならない。調査メカニズムが十分でないことが残念。今日の会合は、そうしたメカニズムの緊急性、必要性を訴えるものでもある」 ロシア名指しせず。歯切れは良くない。
 
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(21)ケニア。
「愛する人を失ったご遺族だけでなく、何百万人もの難民、国内避難民に心を寄せたい。ウクライナ、ロシアの両者が停戦を探る会合を開いたが、さらなる努力を求めたい。制裁が世界の食糧供給を脅かし、コロナからの回復にも影響を与える。人類が崖っぷちに立たされている」
 
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(22)ガボン。
「ウクライナにおける戦争で、生物化学兵器使用の危険性が続いていることが明確になった。こんな事態は人類の利益にならない。対立と分断を超えて、解決策を見つけることに焦点を当てたい。安保理は罵詈雑言の場ではないし、そうなるべきでもない」 その通り。安保理とはなんなんだと。
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(23)ロシア、再び発言希望。
「予想通りプロパガンダだと非難がきた。軍事プログラムというのは機密事項であり、関与している人々はわざわざ報告しない。我々は戦争を開始していない。それを終わらせたい」 他にも偽情報を多数突っ込んでくる。
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(24)米国、呆れた顔でやり返す。 「ウソにこれ以上時間を割きたくない。侵略者はただ1人、ロシアである。ロシアが攻撃を終わらせ、ウクライナの人々の苦しみを終わらせようと、良心の中にそうしたものを見出すことを期待している」
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(25)ウクライナ。
「過去2週間のロシアのウソを並べるだけで、1時間ぐらいかかるでしょう。攻撃を受けたマリオポリの病院は正当な標的だと証拠もなく言う。良いニュースを。マリアナという妊婦が昨夜、元気な女の子を産みました。名前はベロニカです」 病院にいた妊婦、という趣旨なのだろう。
 
(26)ウクライナのキスリツァ国連大使、この数週間、ずっと怒った顔をしている。 「ウクライナ人が殺されている。破壊されている。そんな時に、ロシアの捏造に耳を傾けさせられている。ウクライナに対する戦争をなんとか取り繕うと、必死になってつくられたウソを。侵略者を早くとめ、責任を問わなければ」
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(27)会合後、米国連大使。
「我々は真実を信じている。ファクトを信じている。自分たちの目と、耳を信じている。あなたたちが日々、報道していることを信じている。独立したメディアを信じている。世界がロシアの侵略戦争の目撃者だと信じている。ロシアがどんな試みをしようが、それは変えられない」
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ロシアが拒否権を持つ安保理は無力ではないのか。国連にいったいなにができるのか。「機能不全」なのか。 そんな疑問を持った方は、以下の記事を。今日の会合も徒労感がありますが、「あえてウソをつかせ、それを糾弾する」という狙いがあります。それが有効かは別ですが。
ロシアが要請した安保理会合の長行記事です。 「ウクライナの人びとが殺され、都市が破壊されているのに、安保理でロシアの不合理な偽りに耳を傾けざるをえないのです」 ウクライナ大使の言葉です。会議取材ばかりで歯がゆいですが、ここも「現場」だと思いやっています。
「核戦争に勝者はなく、決してその戦いはしてはならない」 ロシアを含む核保有5カ国がそう記した共同声明を発表したのは、わずか2ヶ月前のことです。核軍縮の行方がどうなるのか、もはや見通せません。 そんな中、NPT再検討会議の日程が確定しました。8月1〜26日です

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