衆院3補欠選挙で唯一、与野党対決の構図となった島根1区に19日、自民、立憲民主両党のベテランが相次いで党公認候補の応援に入った。自民の石破茂元幹事長は、党派閥の裏金事件を受けて謝罪に回った。立民の小沢一郎衆院議員は島根県雲南市で記者団に「保守地盤であり、自民の底力は侮れない」と警戒感を示した。
石破氏は同県奥出雲町で聴衆に「国民に深くおわびする。政治は国民のものだとの原点に立ち返る」と訴えた。小沢氏は28日の投開票日を見据え「ひたすら頑張るしかない。一人でも多く触れ合って、少しでも信頼を得る努力を重ねる以外にない」と強調した。