2020年7月9日 13時52分大雨 NHK
停滞する前線の影響で、九州北部などに発達した雨雲がかかり、非常に激しい雨が降っています。すでに記録的な大雨となっている西日本と東日本では、短時間のうちに状況が悪化するおそれがあります。土砂災害や川の氾濫に厳重に警戒し、明るい日中のいまのうちに安全を確保するようにしてください。
気象庁によりますと、前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んで大気の状態が不安定になり、この時間は、九州北部を中心に雨雲が発達しています。
午後1時までの1時間に、
▽長崎県が諌早市に設置した雨量計で、73ミリの非常に激しい雨を観測したほか
▽熊本県宇城市で、37ミリの激しい雨が降りました。
各地で土砂災害の危険性が非常に高い状態が続き、佐賀県、長崎県、熊本県、奈良県、静岡県、富山県、石川県、長野県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
午後1時までの1時間に、
▽長崎県が諌早市に設置した雨量計で、73ミリの非常に激しい雨を観測したほか
▽熊本県宇城市で、37ミリの激しい雨が降りました。
各地で土砂災害の危険性が非常に高い状態が続き、佐賀県、長崎県、熊本県、奈良県、静岡県、富山県、石川県、長野県では「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
災害の危険性 非常に高い状態が続く
前線は、今後も停滞する見込みで、10日にかけて西日本と東日本の広い範囲で雷を伴って激しい雨が降り、局地的には1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
10日昼までの24時間に降る雨の量はいずれも多いところで
▽九州北部で250ミリ
▽九州南部と四国で200ミリ
▽近畿と関東甲信で150ミリ
▽東海で120ミリ
▽中国地方と北陸で100ミリ
▽東北で60ミリと予想されています。
また、11日昼までの48時間には
▽九州北部と四国で300ミリから400ミリ
▽九州南部で250ミリから350ミリ
▽近畿と東海、北陸で200ミリから300ミリ
▽中国地方と関東甲信で150ミリから250ミリ
▽東北で100ミリから150ミリの雨が降る見込みです。
このあとも前線の位置があまり変わらないため、西日本と東日本では、少なくとも12日、日曜日ごろまで大雨が続くおそれがあります。
2020年7月9日 13時45分大雨 被害
今回の記録的な豪雨で、これまでに熊本県を中心に62人が死亡し、1人が心肺停止、17人が行方不明となっています。家族や知人と連絡が取れないという届け出も多く、警察などは9日も捜索を続けるとともに、安否がわからない人の確認を進めることにしています。
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