加計問題でも食い違う説明 山本大臣が再反論(17/07/21)
獣医師会長 山本大臣発言追認 (動画)
日本獣医師会の会長が、「『京都もあり得る』と言った」との山本地方創生担当相の発言を追認した。
日本獣医師会の蔵内勇夫会長は20日、「四国につくるとするならばという話はしていた。それと京都についても(山本大臣は)言及されていたね」と述べた。
日本獣医師会の蔵内勇夫会長は20日、獣医学部の新設計画をめぐり、2016年11月、日本獣医師会を訪れた山本地方創生担当相が、獣医学部を新設する候補地について、「四国」だけでなく、「京都」も挙げていたと述べた。
さらに、「獣医師会側が1校に絞るよう求めた」と述べ、その時期は、山本地方創生担当相の訪問のあとだったことを明らかにした。
日本獣医師会・蔵内会長は、「山本大臣から報告を受けたあとに、われわれとしては、1校に絞ってほしいという要請をした」と述べた。
獣医師会の蔵内会長と、獣医師連盟の北村委員長の認識が食い違う事態となっている。
朝日新聞
「私どもはゆがんだ行政を正した」 山本地方創生相
2017年7月18日12時22分
山本幸三地方創生相(発言録)
(加計学園の獣医学部新設問題をめぐり、テレビ朝日の世論調査で74%が「行政がゆがめられた疑いが解消されたとは思わない」と回答したことについて)行政がゆがめられたうんぬんの話は誤解されていて、それが解けていない。(10日の)閉会中審査で加戸(守行)前愛媛県知事が熱弁されたように、むしろゆがんだ行政を正したというのが、私どもの考えだ。そういうことをしっかりと理解してもらえるようにするしかないと思う。(閣議後の記者会見で)
【追記】
秘書官作成メモ「既に廃棄した」
毎日新聞2017年7月21日 12時53分(最終更新 7月21日 13時08分)
https://mainichi.jp/articles/20170721/k00/00e/010/271000c
山本幸三地方創生担当相は21日午前の記者会見で、国家戦略特区での獣医学部新設計画に関し、日本獣医師会側と昨年11月に面会した際に自身の秘書官が作成したメモについて、既に廃棄したと明らかにした。山本氏は、獣医師会側が資料に基づいて発言したとし、「資料と発言が同じなので、秘書官も『メモを取っても意味がない』と途中でやめ、後で廃棄したと聞いている」と述べた
【追記】
“加計ありき”の証拠が続々! でも安倍応援団は「加戸前愛媛県知事の証言で疑惑は晴れた」の大合唱、そのインチキを暴く!
litera 2017.07.20
加計問題をめぐり、山本幸三地方創生相が政府決定の2カ月も前に「加計に決めた」と獣医師会に通告していた議事録の存在が明らかになった。山本地方創生相は「獣医師会の思い込み」などと強弁しているが、“加計ありき”疑惑はますます深まったと言わざるを得ない。
(中略)
しかし、加戸氏の発言を前川証言と比較すること自体が、はっきり言ってバカバカしいというものだ。なぜなら、いま問題となっているのは「国家戦略特区において獣医学部新設が加計学園に選ばれた、その決定にかかるプロセスの不透明さ」であって、現役官僚だった前川氏とは違って加戸氏はそうしたプロセスにまったくタッチしていない。つまり、表向きは「行政が歪められたのか否か」など知る由もない立場だ。
(後略)