とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

契約社会

2006年04月15日 08時20分33秒 | 時事問題(日本)
むかし、夏目漱石が、言った。
「知に働けば、角かどがたつ。情に竿さば、流される」

現代でもこの言葉は有効なのだろうか?

若者を先兵として、どうも社会の意識が変化しているように感じてならない。

結婚も、就職も、考え方が異なってきているように感じる。
一回きりの人生、自分にとって納得のいくものにしたいという願望が大きくなっているような気がする。

一度勤めた会社に、一生、忍耐強く勤め上げる考えを持っている若者は少ないだろう。会社に忠誠心を抱かない。会社だって、終身雇用制度・年功序列は、とっぱらったのでは、ないだろうか?こんど、ちゃんと調べなくては。

結婚をしても、ミスマッチと感じれば、迷わず、いとも簡単に離婚する。

そういえば、『安心と信頼』東京大学出版会という本がありましたね。
要は、「安心」とは、企業などのグループ、親類・結縁というグループの参加メンバーということを根拠にしたもの。ひっついてさえいれば、「安心」ができた。「信頼」とは、あくまで相手個人を判断した上での信頼・不信頼と、こうなる。

社会の意識の変化とは、こういうことと関係あるのだろうか?もう「甘えの構造」では生きていけない社会になrっていくということなのだろうか?
つまり、親分・子分の社会から、「契約社会」に移行しつつあるということか?

ま、「契約社会」に移行しても、あわてることはないと思う。「契約」つまり、ガイドラインが明確になるので、その場でやってはならないことがはっきりするので、「腹芸」という、あいまいなもので悩み苦しみ、胃潰瘍になるということがなくなる。

「言葉にだしたらおしまいだ。それは、察するべきである」と言われると辛かった。

ま、人間のやることですから、どっちに転んでも、完璧ということはないでしょうけど。必ず長所・短所がつきまとうでしょう。

ところで、わたしは、かなり昔、ルソーの著作はほとんど読んだが(1っ回きりだが)、肝心の「社会契約論」をまだ読んでいないのだ。(笑い)。

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