放送でピー音で消された森永卓郎さんの「財務省」発言 高橋洋一氏がTVで明かし「敢えて言う、遺言だと思った」
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経済学者の高橋洋一氏が1日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」に生出演。がんとの闘病の末、1月28日に亡くなった経済アナリストの森永卓郎さんとの最後の会話を明かした。
最後は痛みを緩和するため、モルヒネを打っていたという森永さん。亡くなる前日の27日もラジオ2番組に出演していた。元財務官僚の高橋氏は、森永さんが出演した最後のラジオで共演しており、「ラジオで毎週会ってました。亡くなる前の日にも一緒(※森永さんは自宅からリモートで出演)だった」と振り返り、亡くなる前の週に見たテレビ番組(収録もの)での森永さんの発言について、質問していたことを明かした。
森永さんの発言部分がピー音で自主規制されていたそうで「そのピーが気になっちゃって、私、その(亡くなる前日の)朝、『あのピー(音)、何しゃべってたの?』って聞いたんですよ。そしたら『財務省は極悪人でカルトだ』って言った、って。本人、収録前後にものすごく痛くて、すぐ寝ちゃったから(収録された放送)見てなかった。どんなのが流れたか本人知らなかった」と明かし、「敢えて言いますよ、私との最後の会話、これですから。遺言だと思いましたから、私」と放送上はピー音で消された財務相への苦言を「遺言」として伝えた。
お笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきお(50)と富澤たけし(50)が1日、パーソナリティーを務めるニッポン放送「サンドウィッチマン ザ・ラジオショー サタデー」(土曜後1・00)に生出演。原発不明がんのため1月28日に死去した経済アナリストの森永卓郎さん(享年67)を追悼した。
「我々も大変お世話になりましたけれども、森永卓郎さんがね、28日にお亡くなりになってしまいまして…」と切り出した伊達。
「67歳ということで。若いですね…。本当に前日、前々日までラジオ出てたりとか。垣花さんとね、ずっと。このやりとりが僕は大好きでよく聞いてたんですけれども」と続けた。
「ご病気で大変なんだろうな、闘病しているっていうのはもちろん知っていましたし。だけどラジオの声聞くと凄い元気でね…」と伊達。富澤も「見た目はね、凄い痩(や)せちゃいましたけど…。全然いけてたから…」と悲痛な思いを語った。
「残念ですね」と伊達。「ついこの間まで元気だったイメージがあるので非常にショックでしたね」と言葉少なだった。