杉田議員“うそ”発言 舛添氏がからくり解説「非常に保守的な人たちへのアピールなんです」
国際政治学者の舛添要一氏(71)が4日、インターネット放送ABEMAのニュース番組「ABEMA的ニュースショー」に出演し、自民党の杉田水脈議員(53)が性暴力被害をめぐり「女性はいくらでもうそをつけますから」と発言した件について「確信犯」と指摘した。
杉田氏の発言について、舛添氏は党内の「非常に保守的な人たち」に向けての自己主張と分析。「女は結婚して家庭にいるべきだ。きちんと子供を育てる。それが日本の伝統的な家風であって、そういうことをしない、結婚しないで子供を作るのはけしからん…そういう風な(考えの)人へのアピールなんです」と述べた。
杉田氏は衆院選に比例で2度、当選しているが、選挙区では当選経験がない。舛添氏は「選挙区で出れば『杉田』って書かないといけない。だけど(比例で)『自民党』って書けば受かるんですよ」と指摘した。 杉田氏は過去にも、性的マイノリティーの人たちに対して「生産性がない」とする論説を発表し、後に「不適切だった」と釈明している。舛添氏は「保守的な人たちに訴え続けなければ、存在価値がない。だからあえて、何度言われてもこれをやり続けるというのがある。だから“確信犯”ですね」と、炎上発言を繰り返すからくりを解説した。