とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

新型コロナウイルス(2020/12/9水曜日)【追記予定】:"医療体制ひっ迫" 新規入院が急増 東京都医師会会見

2020年12月10日 00時11分55秒 | 感染症

【ノーカット】"医療体制ひっ迫" 新規入院が急増 東京都医師会会見

2020/12/8

昨年比「600分の1」の衝撃 日本のインフルエンザ「消滅状態」は続くのか

ンフルエンザ定点あたり報告数2019年20年比較(厚労省データより筆者作成)

4日、厚生労働省は最新のインフルエンザの国内発生状況(11月23日~29日分)を発表しました。

昨年は同時期に、全国で27,393件の発生が報告されましたが、今年は46件でした。昨年比でおよそ600分の1という、いわば「消滅状態」とも感じられる数字です。

今年の冬は、新型コロナとインフルエンザが同時流行する、いわゆる「ツインデミック」が不安視されていました。要治療者・入院者が急増することで、病院機能がパニックになる、と指摘する声もありました。

インフルエンザの流行は、年によって前後しますが11月下旬から12月にかけて発生します。ここ10年で、1月以降に流行が発生したのは2015/2016シーズン(2016年第1週)しかありません。

去年と今年の、国内のインフルエンザ報告数(定点あたり)の推移をグラフにすると下記のようになります。

インフルエンザ定点あたり報告数2019年と2020年の比較(厚労省データより筆者作成)
インフルエンザ定点あたり報告数2019年と2020年の比較(厚労省データより筆者作成)

2019年が青の線、2020年が赤の線です。ご覧の通り、去年はこの時期(48週)にかけて報告数が急増し流行状態になっていましたが、今年はゼロを示す横軸とほぼ一致しており、流行が起きていないことが分かります。

「希望」とも思えるこの状態、この先も続くのでしょうか?

もちろん未来予測は出来ませんが、参考になるのが、この7月にいち早く「ウィズコロナの冬」を迎えた南半球の国々のデータです。

南半球の国々でも確認された「インフルエンザ消滅」

南半球は日本など北半球と季節が逆です。日本では夏の7月ごろ、例年ならインフルエンザが流行する冬を迎えました。

南半球の国のひとつ「オーストラリア」の流行データを見てみます。

グラフは、WHO(世界保健機関)の「Influenza surveillance report」より取得しました。期間は、2019年の3月6日から今年の9月6日までです。

WHO Influenza surveillance reportより 赤丸・矢印などは筆者記入
WHO Influenza surveillance reportより 赤丸・矢印などは筆者記入

棒グラフが、インフルエンザ陽性となった検体数。赤の線グラフは陽性率(検体のうち、陽性になったものの割合)です。

2019年の7月ごろには大きなピークがあり、流行が起きたことが分かります。ところが今年の7月(というか4月以降)は、ほぼゼロです。

オーストラリアの他の南半球の国々のデータも見ましたが、同様のインフルエンザ「消滅状態」が起きていました。

コロナ対策はインフルも減らす?

なぜインフルエンザの報告数が減ったのでしょうか。もしかすると、新型コロナの影響で、症状があっても病院に行かないなどして把握されていない患者がたくさんいるのではないか?という疑いも出てきます。

ただ、オーストラリア保健省が出しているレポートを読んでみたところ、そういうわけでもなさそうです。

こちらは、オーストラリアにおける、今年に入ってからのインフルエンザの検査数と陽性になった割合を示したグラフです。

AUSTRALIAN INFLUENZA SURVEILLANCE REPORT No. 10, 2020 より  一部筆者により和訳・補足
AUSTRALIAN INFLUENZA SURVEILLANCE REPORT No. 10, 2020 より  一部筆者により和訳・補足

青い線グラフは、インフルエンザ検査の数の月ごとの変化です。8月にかけて大幅に増えていることがわかります。

一方、棒グラフがインフルエンザの陽性率(行われた検査のなかで、陽性となった率)ですが、4月以降ほぼゼロの状態が続いています。

検査は多く行われているのに、ほとんど検出されていないわけですから、流行は本当に起きていない可能性が高いと言えそうです。

なぜこの冬シーズン、インフルエンザの流行が記録的に低く抑えられたのか。先述のレポートの中で、オーストラリア保健省は次のように指摘しています。

新型コロナウイルス感染症の流行に関連して行われた公衆衛生上の対策や、メッセージを多くの人が守っていることが、インフルエンザを含む急性呼吸器感染症の感染拡大に影響を与えている可能性が高い。

出典:AUSTRALIAN INFLUENZA SURVEILLANCE REPORT No. 10, 2020 より

新型コロナ対策で行われている取り組みは、考えてみれば当然ですが、インフルエンザ対策としても有効です。また、コロナ感染拡大の影響で、国を超えた移動が大幅に減ったことも感染の防止に役立っていそうです。

この冬の日本、そしていちはやく冬を迎えた南半球の国々の状況は、「社会の多くの人が同時に感染症の対策をとると、その効果は驚くほどてきめんに現れる」という可能性を示しています。

「慢心」ではなく「希望」と捉える大切さ

この冬「ツインデミック」、すなわち新型コロナとインフルエンザが同時流行することによって医療機関が大混乱し、失われないで済むはずの命がたくさん失われる事態が心配されてきました。

現状の日本のデータ、そして南半球の事例からは「私たち一人ひとりが、すでに行っている感染対策を着実に続けていれば、そんな不幸な事態を防げるかもしれない」という「希望」が示されたと捉えるのが、役に立つ考え方なのかもしれません。

・適切なマスク着用

・3密(特に多人数の会食)を避ける

・帰宅時などに手を洗う

いま「第3波」と呼ばれるコロナ陽性確認者の増加が報道される中で、上記のような対策を続けて本当に意味あるの?って、ついつい思ってしまうこともあります。

でも間接的ではありますが、インフルエンザに関するこれまでのデータは、そういう地味ですぐには意義を実感できない対策が、ちゃんと効果をあげていることを示しつつあります。

この記事を書くために、データをグラフにしたり図にしたりしてつらつらと眺めていたところ。。。全国で、そういう地味で面倒なことを粘り強く続けている人たちの姿が急に思い浮かんでしまい、ちょっと目頭を熱くしてしまいました。

この一人ひとりの頑張りの先にはきっと「希望」がある!ということを、個人的には確信した次第です。急に感情的でスミマセン。

感染対策、ちょっと面倒で先が見えないように思えるときもありますが、より前向きな未来につながると信じて、続けていこうと思います。

 

大阪で新たに427人の感染確認 400人以上は7日ぶり 新型コロナ

大阪府は、9日、府内で新たに427人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表しました。
過去3番目に多く、大阪府内で400人以上の感染者が確認されたのは、7日ぶりで5回目です。
これで大阪府内で感染が確認された人の累計は2万3420人となりました。

 

東京都は、9日午後3時時点の速報値で、都内で新たに572人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
今月5日の584人に次いで、これまでで2番目に多くなりました。

都によりますと、感染が確認されたのは10歳未満から100歳以上までの男女合わせて572人です。

1日の感染の確認としては、今月5日の584人に次いで、これまでで2番目に多くなりました。

また、水曜日としては、今月2日の500人を上回り、これまでで最も多くなりました。

年代別では、
▽10歳未満が12人
▽10代が37人
▽20代が130人
▽30代が116人
▽40代が80人
▽50代が71人
▽60代が46人
▽70代が37人
▽80代が30人
▽90代が12人
▽100歳以上が1人です。

65歳以上の高齢者は、初めて100人を超え、103人となっています。

これで都内で感染が確認されたのは合わせて4万4927人になりました。

一方、都の基準で集計した9日時点の重症の患者は、8日より1人減って59人でした。

自宅や宿泊施設で療養する人が増加

新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、東京都内では、自宅や宿泊施設で療養する人が増えています。

このうち、自宅で療養している人は、先月は1日が215人だったのに対し、月末の30日には4.7倍の1015人になりました。

夏の第2波で最も多かった8月17日の745人と比べても、11月30日は1.4倍に増えました。

一方、都が開設・運用している9つのホテルなどで療養している軽症や無症状の人は、先月1日が298人だったのに対し、30日は738人と、2.5倍に増加しました。

これまでで最も多かったのは先月24日の895人で、夏の第2波で最も多かった8月10日の443人の2倍に増えています。

都は、9つの施設で合わせて1910人が療養できる部屋を確保しており、まだ空きがあるとして、自宅ではなく宿泊施設の利用を呼びかけています。

家庭内で感染した人が、感染経路が明らかになっていた人の中で最も多く、家庭内での感染の広がりを抑えることが焦点になっているからです。

先月1か月間を見ると、家庭内感染は1797人で、感染経路が明らかになっていた人に占める割合は42.6%でした。

職場内の16.4%、施設内の15%、会食の7.6%などを大きく上回っています。

都は療養できる宿泊施設を来週中に追加で確保する方針で、担当者は、「介護や育児といった家庭の事情などで自宅を選ぶ人が少なくないが、同居する家族を守るためにもできるだけ宿泊療養をしてもらうよう促していきたい」と話しています。
 

国内感染者2790人で過去最多

新型コロナ、重症者も最多

©一般社団法人共同通信社

 国内で9日、新たに過去最多の2790人の新型コロナウイルス感染者が確認された。厚生労働省が発表した重症者も前日から19人増えて、これまでで最も多い555人となった。都道府県別では群馬、愛知、京都、広島、大分、鹿児島の6府県で過去最多を更新した。

 感染者は東京572人、大阪427人、神奈川と愛知で各245人、北海道197人など。

 死者は北海道が1日の死者数としては最多の16人で、全国で計28人が確認された。

 国内の累計感染者数はクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスの乗客乗員を含めて17万29人。死者は2486人。

 

【国会中継】尾身会長「Go To含め人の動きを止めるべき時期」 衆院厚労委の閉会中審査(2020年12月9日)

 

大濱﨑 卓真@oohamazaki

自衛隊看護師の災害派遣について、たった10名との芸能人の発言。いったい残りの990名の自衛官が暇で待機してるとでも思ってるのだろうか。自衛隊中央病院をはじめ各病院はDP号以来コロナ対応に取り組んでいる。通常の病院業務もある中での災派であるという認識はあるのだろうか。
 

1980円でPCR検査 東京駅前あすから

配信

 

日本テレビ系(NNN)


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