新型コロナ治療薬に関節炎の薬が有効 英政府(2021年1月9日)
イギリス政府は日本企業が開発した関節炎の治療薬を新型コロナウイルスの患者に投与したところ、死亡リスクが4分の1近く減ったことを明らかにしました。
関節炎治療薬、コロナに有効 日本発「トシリズマブ」―英政府発表
2021年01月08日16時35分 jiji.com
【ロンドン時事】英政府は7日、関節炎治療薬の「トシリズマブ」と「サリルマブ」が新型コロナウイルス感染症の治療にも有効だと発表した。英政府が資金支援した臨床試験の結果、死亡リスクを24%軽減したという。トシリズマブは大阪大学と中外製薬が共同開発した日本発の治療薬で、新型コロナで新たな希望となる可能性がある。
英政府は8日から、英国全土の病院の集中治療室に入院中のコロナ患者を対象に投与すると表明。コロナの治療薬としては抗炎症薬「デキサメタゾン」などに続くものとなる。
発表によると、集中治療室に運ばれた患者に24時間以内に投与した場合、死亡リスクを24%引き下げることを示した。入院期間を7~10日間短縮できるとも指摘した。
東京で1219人感染 重症者は最多の131人に
東京都は11日、新型コロナウイルスの感染者が新たに1219人報告されたと明らかにした。月曜日としては最も多く、直近7日間で平均した1日当たりの感染者は1812・7人に達した。累計は7万6163人。入院中の重症患者は前日より3人増の131人で過去最多となった。
世界のコロナ感染が9千万人超す
15日間で1千万人増
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【ジュネーブ共同】米ジョンズ・ホプキンズ大の集計によると、新型コロナウイルスの感染者が10日、世界全体で9千万人を超えた。先月下旬に8千万人に達した際と同様、過去最短の15日間で1千万人増えており、感染は依然鈍る気配はない。190万人台に上る死者数も過去最悪のペースで増え続けている。
感染者は国別では米国が2200万人を超え最多。次いでインドが1千万人を上回り、ブラジルが800万人、ロシアと英国が300万人台で続く。死者も米国が最も多く37万人を超え、ブラジルが20万人、インド15万人と、南北米大陸と世界第2位の人口を抱えるインドで目立っている。
東京で新たに1219人感染・・・“宣言”地域は今後拡大か(2021年1月11日)