東スポWEB によるストーリー 2024/7/5
元財務省官僚で経済学者の高橋洋一氏が7日投開票の東京都知事選を占った。
高橋氏は5日に公開したユーチューブ動画の中で都知事選を「都民の罰ゲーム」と形容。都知事選は現職の小池百合子氏、立憲民主党を離れた蓮舫氏、広島・安芸高田の石丸伸二前市長を含む過去最多56人が立候補している。
事前の戦況調査では小池氏が「一歩リード」で蓮舫氏が「猛追」、石丸氏がこれに続くとみられている。
高橋氏は「調査の表記で大体わかるんだよ。『先行』と書いたら10%以上の差がある。『一歩リード』というのは(次点と)5~9%の差がある」とスバリ。その結果「5~9%なので、出口調査によっては8時に(小池氏)の当確が出ても不思議じゃない」と語った。
次点の蓮舫氏が「猛追」を表記されていることには「正確に言うと、あれは猛追ではない。調査で見ると蓮舫さんの数字はあんまり変わっていない。小池さんが落っこってるだけ。小池さん、最初ブワーっと出てたんだけど、浮動層の人が小池さんを推さないというのが出てきて、割れているんだと思う」と推察した。
ここきて勢いづいているのが石丸氏だ。高橋氏は「石丸さんは健闘してて、最初は供託金の没収ラインかなと言われていたけど、もう没収ラインは簡単にクリアしてる。今回の選挙で石丸さんの収支はトントン以上。次のステップにいけるんじゃないの」と指摘。
その上で石丸氏の今後について「国政はないと思う。ああいう企業的な人というのは、国政には向かない。国政の国会議員はサラリーマン的。だんだんと当選を重ねていくということだから、1発でトップにはなれない」と分析し「そうすると首長になる。首長になる方がトップダウンでできる。広島県知事でもいいからやってもらうのが1番いい」と語った。
ギリギリでも勝てればいい でも圧倒的に勝つ
勝つよ。抜ける。確信してる。
2000年以降ろくでもない人間ばかりが都知事になった。
石原慎太郎:極右、百条委員会での醜態
猪瀬直樹:徳洲会問題、セクハラ
舛添要一:政治資金の公私混同、モラハラ
小池百合子:極右、パワハラ、三井不動産ファースト、電通ファースト
もういい加減、都民はまともな都知事を選ぶべきだよ。
#東京都知事選 NHKがこのタイミングで報道するとは思わなかった。というかこれが普通なんですけどね。
「東京都の小池知事が、動画配信もされている都知事選挙の期間中の記者会見の場で、選挙運動に対しての質問に有権者の反応を具体的に説明するなどしたのは現職としての地位を利用した選挙運動にあたるとして、弁護士らが公職選挙法違反の疑いで告発状を東京地方検察庁に提出しました。」
7/6(土)朝刊チェック特別編:さあ最終日!蓮舫勝利を掴みに行くぞ! 菅野完
小池百合子氏の街頭演説(7/5夕 @新宿駅)が「やめろコール」で約30秒にわたって中断したのは、驚きでした。私は現場で取材していましたが、自然発生的に起こったコールに小池氏は動揺し、無言に。都知事選を象徴する場面になりました。
BBCやCNN、NYTが自国の注目選挙でこんな事態があれば、間違いなく繰り返し報じます。日本のテレビや大手新聞は無視するのでしょうか? 今のところ、一部スポーツ紙が書いているだけのようです。これを報じないなら、日本のテレビや大手新聞は、もう、報道機関としての役割を終えることになると思います。
そもそも、築地再開発の利権で、読売新聞と朝日新聞は、東京都と一体化しています。先日、小島敏郎さんはArc Times
で、日本のメディアは「不動産屋とイベント屋になり、報道を不採算部門と見ている。NYTのように、報道で勝負していない」と看破していました。
今回の都知事選で、テレビと新聞は小池氏に対する異様な忖度と、小池氏擁護の姿勢に終始しています。テレビは、都知事選を報じないことで、小池氏に有利な情勢を作り出そうとしているように見えます。大手メディアの現場の記者たちも、こんな理不尽を前にしても、自分の保身のために沈黙したままです。
小池氏は選挙期間にも関わらず、告示日の第一声を行わず、街頭演説も数えるほどです。公務に名を借りた選挙活動色が非常に濃い「視察」を、テレビや新聞に取材させています。こんな選挙活動は、米欧など普通の民主主義の国では、ありえません。米大統領選では、公務と選挙活動とが明確に分けられています。 記者の質問から逃げ続ける小池氏の、ありのままの姿を、大手メディアが、20年前のように報じていれば、この選挙戦は全く違う姿になっていたはずです。
にもかかわらず、小池氏には、朝日らを含む都庁記者クラブの記者たちは、学歴問題について、質問すらほとんどしようとしていません。記者としての役割や責任の放棄です。
小池氏が5日、自発的に起こった「やめろコール」で演説を中断せざるを得なくなった事態は、小池氏への反発の強さを象徴し、高いニュース性があります。かつて、ゴードン・ブラウン英首相が、遊説先で会話した女性について、「偏屈な女性(bigoted women)」という本音を、テレビマイクがオンのままだったことに気づかずに側近にぶちまけた際、BBCはハプニング拾ったその音声を毎時トップのニュースで繰り返し報じ、首相は大きな打撃を受けました。https://youtube.com/watch?v=pjLe97Wtm5g… 世界のメディアは、権力者の本音やほころびをこぞって報じます。今回の小池氏の演説中断は、小池氏への反発や、小池氏の力の衰えを象徴するものです。
今回の都知事選報道は、日本のテレビや新聞の、報道機関としての「死」を際立たせることになるのではないかと思います。