大阪府は11日、新型コロナウイルスに感染して入院中の重症者が203人になったと発表した。府内で重症者が200人を超えるのは初めてで、重症者用の病床は急速に逼迫(ひっぱく)している。

 府内ではこの日、760人の新規感染者が確認された。40〜90代の男女30人が新たに重症化し、入院治療中の人は計203人になった。

 11日時点で府が確保を見込む重症者用の病床(224床)には188人が入院しており、使用率は83・9%。すぐに入院できる運用ベース(205床)では91・7%に急上昇した。このほか、重症者用の治療もできる軽症中等症者用の医療機関に15人が入院している。【村松洋】