読売新聞 2020/02/17 14:20
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、宮内庁は17日、皇居で23日に行う予定だった天皇誕生日の一般参賀を中止すると発表した。国内で経路のわからない感染が増える中、多くの人が密集する一般参賀での感染拡大を防ぐ必要があると判断した。
今回は天皇陛下の即位後初めての誕生日を祝う一般参賀で、午前中に3回、陛下が皇后さまや秋篠宮ご夫妻らと宮殿のベランダに立ち、集まった人たちの祝意に応えられる予定だった。側近によると、陛下は感染拡大に心を痛められているという。
天皇誕生日の一般参賀は、平成最後の2018年が8万2850人、17年は5万2300人が皇居を訪れており、近年は外国人の参賀者も増えている。