養老孟司☆オプティマムサイズ問題!巨大な2つの国の奇妙な共通点
2021/07/19
Optimum size 最適なサイズ養老氏「国立の研究所と言うのは最初に出来たときは非常にいい。2代目から悪くなると言う有名な話がある。その理由は多分2代目から安定志向の人が入ってくるからだと思います。初代は海のものとも山のものとも分からないから割合に心配性でないと言うか不安を抱えた流動的な情勢の方がいこごちがいい人が集まりますが、2代目からは安定した状況が自分には合っていると思う人が入ってきますから外から見るとひとりでに沈滞してまいります」この話で思い出すことがあります。(空を飛ぶカバ)私は同時翻訳のコースを2クール(1クール3か月)ほど受講した時があります。受講生は20人ほどで2人づつ座る長机で講義を受けるのですが、その当時仏語の同時翻訳の第一人者と言われた先生に厳しく言われたことを思い出します。馬の合う仲のいい人と隣同士で座りたくなるのが人情ですが、それは禁じられ、毎回別の人と座るようにと言われました。理由は流動的な状況に慣れ、いつでも対処できるようになる訓練だそうです。養老氏の話と少し重なりませんか?違うでしょうか?もっとも私はぜんぜん進歩しませんでした。劣等生でした。