政府は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」への水際対策について、年末までの期限を当面、延長する方針を固めた。具体的には、すべての国と地域からの外国人の新規入国を原則停止する。延長期間については、オミクロン株の流行状況を見極め慎重に判断する。
複数の政府関係者が明らかにした。
現在の水際対策は、オミクロン株が流行し始めた11月30日に1か月間の措置として開始した。日本人の全帰国者に対して、入国後に14日間、宿泊施設や自宅などでの待機を求めている。このほか、オミクロン株の感染が確認されるなどした48の国・地域(16日現在)からの帰国者らには、入国後3~10日間、政府の指定施設で待機する「停留」を求めている。
政府はこれらの措置について、「疫学的にオミクロン株がどういうものか判然としておらず、緩和することはできない」(関係閣僚)として、延長は不可避と判断した。
厚生労働省によると、17日現在、オミクロン株の国内の感染者数は計50人。政府は「水際強化策によって国内の感染拡大を食い止められている」とみている。
世界保健機関(WHO)は、オミクロン株が「これまでにない速さ」で感染拡大しており、すでにほとんどの国で存在しているとの認識を示している。
こうした状況を受け、岸田首相は16日の参院予算委員会で、「リスクの度合いが予想できる状況に至るまでは、慎重な対応を続けなければならない」と述べた。
米・NY州でコロナ感染過去最多、先月から再拡大傾向
12/18
【速報】大阪で新たに14人の感染確認 新型コロナ
配信
大阪府で18日、新たに14人の新型コロナウイルス感染が確認されました。 検査件数は6963件で、陽性率は0.2%でした。 先週の土曜日の感染者数は、18人でした。 大阪府内で確認された感染者数は、計20万3359人となります。 また、大阪府内では、感染者の死亡は確認されませんでした。
【ソウル聯合ニュース】韓国で新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることを受け、18日午前0時から来年1月2日までの16日間が特別防疫期間に指定され、全国で私的な集まりの人数が4人までに制限される。
飲食店やカフェなどの営業時間は午後9時までに短縮される。教会など宗教施設での行事は、ワクチン未接種者が含まれている場合、収容定員(座席数)の30%以内で、2席空けて行わなければならない。
これまで私的な集まりはワクチンの接種歴に関係なく、首都圏(ソウル市、京畿道、仁川市)は6人、首都圏以外の地域では8人まで集まることができた。
クリスマスや忘年会、新年会などの時期に人の移動が増えることや、冬季をむかえて室内での活動が多くなる点を考慮して、私的な集まりの人数制限が強化された。
未接種者が飲食店を利用する場合は、1人で利用するか、持ち帰り・宅配サービスを利用する。
新たな防疫体制「段階的な日常生活の回復(ウィズコロナ)」が先月から始まったことで、飲食店などの営業時間制限は解除されていたが、飲食店、カフェ、室内スポーツ施設などは午後9時まで、映画館や公演施設、インターネットカフェ、学習塾などは午後10時までに再び制限される。
ただ学習塾のうち、入試予備校や読書室などは時短対象の例外になる。
宗教関連の行事の規模も制限される。未接種者が含まれる場合は、座席の30%、最大299人まで入場が可能で、未接種者がいない場合は座席の70%まで認められる。
これまでは接種歴を問わず、収容定員の半分まで、接種完了やPCR検査の陰性を証明する「防疫パス」の提示があれば、定員の100%まで認められていた。