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駐韓米大使、口ひげそり落とす 朝鮮総督を想起とかつて物議に
【7月27日 AFP】韓国で「最大の物議を醸していた口ひげ」が刃に掛かった──今年初め、日本による植民地時代の総督を思い起こさせるという異例の批判を受けていた、同国駐在のハリー・ハリス(Harry Harris)米大使の口ひげだ。
ハリス大使は、韓国で過去にも数度論争の的になったことがあり、高圧的との批判もあった他、そのひげさえも論議の対象になっていた。
香港でコロナ対策の野営病院建設へ 中国が援助
【7月27日 AFP】(更新)新型コロナウイルスの感染者が増加している香港で、中国政府の援助を受けて緊急事態用の野営病院を建設することが分かった。香港政府の高官が27日、明らかにした。
香港特別行政区の張建宗(Matthew Cheung)政務官は、同ウイルスが最初に出現した際に中国・武漢(Wuhan)に設置された仮設病院に言及し、「中央政府は、香港での方艙医院(Fangcang Hospital)の建設を援助することに同意した。最大で2000床を提供する」と述べた。
中国、成都の米総領事館の閉鎖と所有権の移行を発表
【7月27日 AFP】中国外務省は27日、四川(Sichuan)省の成都(Chengdu)にある米総領事館が閉鎖され、建物の所有権が中国当局に移ったと発表した。
外務省広報課がソーシャルメディアの公式アカウントに投稿した声明は、「7月27日午前10時に、中国側の要請に基づき成都の米総領事館は閉鎖された。その後、中国当局が正面入り口から入り、建物を引き継いだ」と述べている。(c)AFP
奴隷貿易の暗い歴史、DNA研究で明らかに
【7月27日 AFP】遺伝学的に残されたレイプの爪痕から、致命的な条件下で労働を強いられた人々が病気で滅びていった可能性まで、奴隷貿易の暗い歴史を明らかにする新たなDNA研究の結果が23日、米科学誌「アメリカン・ジャーナル・オブ・ヒューマン・ジェネティクス(American Journal of Human Genetics)」に発表された。
この研究では大西洋を隔てたアフリカ大陸と米大陸の両方で、同意を得た5万人の遺伝子データを収集。それらと、1515~1865年の間に1250万人の男女と子どもたちを運んだ奴隷船の詳細な記録を相互参照した。この間、奴隷船に乗った人々のうち約200万人は途上で死亡している。(*航海途中で死亡した奴隷は海に捨てられた。そのことは”アフリカ大陸とアメリカ大陸は死体の鎖でつながっている”と表現されています【管理人】)
その結果、アフリカの人々が遺伝的に大きく関与している点は、歴史記録に基づいた研究者らの予想とほぼ一致したが、大きな例外がいくつかあった。
例えば、米大陸全体のアフリカ系住民の大部分のルーツは現在のアンゴラやコンゴ民主共和国にあり、これは主要な奴隷貿易ルートに沿っているが、米国のアフリカ系ではナイジェリアにルーツを持つ人が大きな割合を占めていた。彼らはカリブ海経由の大陸間奴隷貿易で連れてこられた人々だと思われる。
対照的に、アフリカ系米国人とセネガンビア(Senegambia)地域(セネガルとガンビア周辺の西アフリカ)との遺伝的つながりは、北米で奴隷船を下船した人数と比較して予想されていたよりも少なかった。これは下船後に北米のプランテーションで働いた奴隷の多くが、マラリアで死んだためという悲惨な理由が推測される。
調査に参加した集団遺伝学者のスティーブン・ミチェレッティ(Steven Micheletti)氏はAFPの取材に対し、「セネガンビア人はアフリカでは一般的に稲作を行っていたので、米大陸でも稲作のプランテーションへ送られることが多かった」「それらのプランテーションではしばしばマラリアが流行し、死亡率が高かったため、現在のアフリカ系米国人におけるセネガンビア人の遺伝的痕跡が少なくなっているのだろう」と述べた。
■「白人化」政策
政府や奴隷所有者らの行いはアフリカ系の人々の遺伝的特徴にも多大な影響を与えた。
米大陸に連れてこられ奴隷となった人々の60%以上が男性だったという事実にもかかわらず、遺伝子データを比較すると、米大陸全体の現代の遺伝子プールにおけるアフリカ女性の関与が偏って強いことが明らかになった。その多くは、白人男性が奴隷化されたアフリカ女性をレイプしたことや、子どもをたくさん産めば奴隷状態から解放するという約束のような性的搾取が原因とされる。
しかも、この偏りは米国よりも、大西洋の航海で生き残った奴隷の70%が下船した中南米でいっそう顕著なことが示された。一方、米国では奴隷所有者が奴隷同士の結婚を促し、その子どもたちに次の世代の奴隷労働力を形成させていた。