【11月15日 AFP】イスラエルに対し先月越境攻撃を仕掛けたイスラム組織ハマス(Hamas)をフランス通信(AFP)が「テロリスト」と呼ばない方針を掲げていることをめぐり、仏上院の文化・教育・通信委員会で14日、公聴会が開かれた。AFPのファブリス・フリース(Fabrice Fries)会長は偏向報道だとの批判に反論し、「20年以上前に制定されたルールであり、例外なくすべての組織に適用される」と語った。

 AFPは、引用発言内で言及されている場合などを除き、武装勢力を「テロリスト」と呼んでいない。そうした編集方針について、右派のメイヤー・ハビブ(Meyer Habib)議員がX(旧ツイッター)に、AFPには「時折」「反ユダヤ主義」が見られると投稿するなど、仏国内で批判が広がっていた。

ハマス、病院に司令部との米主張に反発 「虐殺容認」

 発信地:パレスチナ自治区 [ パレスチナ自治区 イスラエル 中東・北アフリカ 米国 北米 ]

【11月15日 AFP】イスラム組織ハマス(Hamas)は14日、米ホワイトハウス(White House)がパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)最大のシファ(Al-Shifa)病院に同組織の司令部があると指摘したのを受け、イスラエルによる病院を標的とした「虐殺」を容認するものだと反発した。

 ハマスは英語の声明で、「(ホワイトハウスの)こうした主張は、イスラエル占領軍に対して、病院を標的にしたさらなる残虐な虐殺を容認するものだ。虐殺の目的は、ガザの医療システムを破壊し、パレスチナ人を追放することにある」とし、「米国には、イスラエルによるガザでのジェノサイド(集団殺害)戦争を可能にした直接的な責任がある」と非難した。

Occupied West Bank protests in support of Gaza

被占領ヨルダン川西岸地区、ガザを支持する抗議行動

Even before the borders closed and Israel laid siege to Gaza, Palestinians living in the Occupied West Bank needed permits to enter the strip. And now they have been cut off. But many say they are determined to raise awareness.

国境が閉鎖され、イスラエルがガザを包囲する前でさえ、被占領ヨルダン川西岸地区に住むパレスチナ人は、ガザ地区に入るための許可を必要としていた。そして今、彼らは断ち切られました。しかし、多くの人は、意識を高めることを決意していると言います。

 
国務省・ホワイトハウスとバイデン大統領との間でイスラエル支援について温度差が大きくなっています。 国務省はイスラエルと距離を置く(はなれる)意向ですが、バイデン大統領がイスラエルとの距離が近く、再考を求められています。 CNN Early Start

イスラエル軍 ガザ最大規模の病院で「軍事作戦を実行中」と発表|TBS NEWS DIG

パレスチナ自治区ガザでの地上侵攻を進めるイスラエル軍は、ガザ最大規模の病院で「軍事作戦を実行中だ」と発表しました。 イスラエル軍は15日、ガザ市にあるシファ病院で「特定の場所で精密かつ目標を絞った」軍事作戦を実行中だと明らかにしました。

「ここ数週間、ハマスによる病院の軍事利用の継続は国際法で保護される地位を危うくするものだと何度も警告した」「きのう、病院内でのすべての軍事活動を12時間以内に停止しなければならないと伝えたが、残念ながらそうしなかった」と主張。そのうえで病院内にいるハマスの戦闘員全員に投降するよう呼びかけています。

シファ病院はガザ地区最大の病院で、イスラエル側はイスラム組織ハマスが地下などに司令部などの重要拠点を設けていると主張していますが、ハマス側は強く否定しています。

また、シファ病院では発電用の燃料不足などによって医療機能がほぼ停止していて、少なくとも新生児3人が死亡。他に36人もの新生児が命の危険にさらされているということです。

病院は亡くなった人たちの集団埋葬をすると明らかにしていて、ハマス側の発表によりますと、これまでに179人の遺体が埋葬されたということです。 一方、中東・アルジャジーラによりますと、14日、南部ハンユニスの住宅街でイスラエル軍による空爆があり、少なくとも13人が死亡したほか、多くのけが人が出ているということです。

イスラエル軍は連日、住民に対して南部への避難を呼びかけていますが、攻撃は南部に対しても続けられているものとみられます。 ▼TBS NEWS DIG 公式サイト https://newsdig.tbs.co.jp/

Al Shifa directly hit by Israeli bomb: More than 3,000 people sheltering in hospital

イスラエルの爆撃が直撃したアル・シファ:3,000人以上が病院に避難

Days of air strikes have crippled Al Shifa which is situated in Gaza city in the north. More than 3,000 patients, medical staff and displaced Palestinians are sheltering in the complex. Dr. Ahmad Mokhallalati, a Surgeon at Al Shifa hospital, joins Al Jazeera for the latest updates.

何日にもわたる空爆は、北部のガザ市にあるアル・シファを機能不全に陥れている。3,000人以上の患者、医療スタッフ、避難民のパレスチナ人が施設に避難している。アル・シファ病院の外科医であるアフマド・モハララティ博士がアルジャジーラに加わり、最新情報をお届けします。

 
1)Israel is currently invading Al Shifa Hospital in Gaza, where thousands of patients, babies, children and women are taking refuge. Only Israel can invade a hospital in the middle of the night, and the entire “free and civilized” world will cheer it on as “self-defense”.
による英語からの翻訳
イスラエルは現在、数千人の患者、乳児、子供、女性が避難しているガザ地区のアル・シファ病院に侵入している。 真夜中に病院に侵入できるのはイスラエルだけであり、「自由で文明的な」世界全体がそれを「自衛」として応援するだろう。
 
2)“We are witnessing a live genocide, and I don’t want to be an accomplice. Today it’s Palestine, tomorrow it could be anyone.” —Spain’s Minister of Social Rights, Ione Belarra
による英語からの翻訳
「私たちは大量虐殺を生で目撃しているので、共犯者にはなりたくない。今日はパレスチナだが、明日は誰でもなるかもしれない。」 —スペイン社会権大臣イオネ・ベラーラ

アル・シファの医療スタッフと患者を尋問するイスラエル軍

激しい銃撃と戦車の砲弾をかいくぐりながら、イスラエル軍はアル・シファ病院の主要建物である救急部門、専門外科部門、産科病棟も襲撃した。イスラエル兵はこれらの建物の中で、部屋ごと、廊下から廊下へと捜索活動を行い、医師や医療スタッフを個別に尋問している。

イスラエル軍が主張しているように、アル・シファ病院がハマスの指導部やメンバーによって作戦を遂行するために利用されているという口実があるが、これまでのところ、これらの主張を裏付ける具体的な証拠はない。

イスラエル軍は、病院の主要建物の複数のドアに電子検問所を設置し、医療チーム、患者、負傷者など、中にいる人々を呼び出しています。病院内の3,000人について懸念があり、その中でも最も脆弱な人々がいます...安全であるという保証はありません。