「まん延防止」全ての地域で前倒し解除せず 西村担当相
毎日新聞 2021/6/28 21:47(最終更新 6/28 21:47) 459文字
西村康稔経済再生担当相は28日、新型コロナウイルス対策で福岡県など10都道府県に適用している「まん延防止等重点措置」について、全ての地域で7月11日の期限前には解除しない意向を、電話による福岡県の服部誠太郎知事との協議で示した。28日に前倒し解除を要請した服部知事が記者団の取材に明らかにした。
服部氏はこの日、病床使用率などが、まん延防止措置を解除可能な政府の基準を満たしたとして、西村氏に前倒しの解除を要請した。服部氏によると、西村氏は夏休みやお盆など人の移動が多くなる時期を控えていることや、変異株の影響などを挙げ「いずれの地域についても期間満了を待たずに解除することは考えていない」などとした。