体は動かずとも意志強く・・・れいわ議員受け入れへ着々(19/07/29)
来月1日の臨時国会の開会を前に、れいわ新選組から当選した重い障害を持つ議員を迎えるためのバリアフリー化の工事が進められている。
ただ、まだ解決していない課題も多くある。
政治家は言葉が命。そう言われる世界に声が出せない政治家の挑戦が始まった。
介護サービス事業会社の副社長で、先日に行われた参議院選挙でれいわ新選組から初当選した舩後靖彦参議院議員(61)。
20年前の夏、41歳の時に全身の筋肉が衰える難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」を発症。
現在、手や足を動かせず声を発することもできない。
そのため文字盤を使って目で合図したり、奥歯でチューブに付いたセンサーをかんでパソコンを操作したりすることでコミュニケーションを取っている。
すべての難病患者を幸せにするために全力で働きたい。
2014年には市議会議員に立候補するも落選していた。
来月1日に臨時国会が召集されることから、れいわ新選組から初当選した舩後議員と木村英子議員を受け入れるための準備が進められている。
28日、参議院本会議場では舩後議員と木村議員が大型の車椅子のまま議席に着けるように出入り口に近い椅子を取り外して2人分のスペースを確保。
また、参院議院運営委員会は29日の理事会で介助者が本会議場に入ることや介助者による代理投票などを認めることを確認した。