朝日新聞社 によるストーリー • 55 分前
米製薬大手イーライリリーは3日、開発中のアルツハイマー病治療薬「ドナネマブ」について、認知機能の悪化を抑える効果を確認したと発表した。同社は朝日新聞の取材に、年内に日本で承認申請する方針を明らかにした。アルツハイマー病は患者数が増える一方で新薬の開発が難航してきた。エーザイなどが開発した「レカネマブ」に続く新薬として注目されている。
イーライリリーが最終の臨床試験(治験)の結果を公表した。米当局には6月末までに申請する方針。新薬の承認は製薬会社の申請後、各国や地域の当局が安全性や有効性を審査して判断する。
結果の発表を受け、3日のニューヨーク株式市場でイーライリリーの株価は前日より6%超値上がりした。
治験は、病気の前段階である軽度認知障害(MCI)を含む早期アルツハイマー病の人に実施された。