とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

大阪ビル放火:大阪ビル放火事件、クリニックの院長ら8人の身元を確認 、他    2021/12/20    【追記予定】

2021年12月20日 21時28分59秒 | 今日のニュース

■実直な職人

 谷本容疑者は1960年、大阪市此花区で板金工場を営む家庭に4人きょうだいの次男として生まれた。高校卒業後、主にトタン屋根や壁の工事を行う板金工として実家など複数の工場を転々とし、技術を磨いた。

 「仕事一本の職人」。2002年から約8年間勤務していた同市淀川区の板金工場で社長だった男性(78)は振り返る。「責任感が強く、任せた仕事は完璧に仕上げる。職場内で一番腕が良く、助けられていた」と話す。

 ただ、人付き合いは苦手で親しい同僚はいなかった。職場で意見が食い違うと、顔を真っ赤にして黙り込むことが度々あったものの、暴力をふるうようなことはなく、男性は「信じられない」と語る。

■隣人と交流なし

 男性の証言などによると、谷本容疑者は看護師の女性と結婚。息子2人をもうけ、同市西淀川区のマンションで家族4人で暮らしていたという。しかし08年9月に離婚。家を出て一人暮らしを始めた。約1年後に復縁を申し込んだが、拒否されると、競馬に金をつぎ込むなど、生活は乱れていった。10年には勤務先の工場を無断欠勤するようになり、連絡も取れなくなったという。

 近隣住民の話では、谷本容疑者は約1~2か月前、西淀川区の住宅に引っ越してきたとみられる。周囲との交流は一切なかった。

 「盛雄とは、もう30年以上会っていない」。大阪市内に住む実の兄は話す。過去には互いの自宅を行き来していたこともあったが、約30年前、父親が他界した頃から疎遠になった。

 兄は「多くの方が亡くなられて、大変気の毒に感じています」とうつむいた。

 捜査関係者によると、谷本容疑者は大阪市西淀川区の3階建て民家に住んでいたとされる。府警の捜査過程で、谷本容疑者が近所のGSでガソリンを約10リットル購入していたことが判明。谷本容疑者は身分証を提示して購入していたため、店舗に履歴が残されていた。

 揮発性が高く爆発的に燃え広がるガソリンを巡っては、36人が死亡した2019年7月の「京都アニメーション」放火殺人事件で販売規制が強化された。消防庁は総務省令を改正。20年2月から、GSがガソリンを容器に入れて販売する際、購入者の身元や使用目的の確認・記録が義務づけられるようになった。

 谷本容疑者の自宅からは、2階一室でガソリンとされる液体を入れた容器が押収されている。容量は約1・5リットルで液体が使用された形跡が確認されており、府警は購入以降の詳しい経緯を捜査している。

 府警によると、谷本容疑者は自宅から銀色の自転車で現場の雑居ビルまで移動したとされる。複数の防犯カメラ映像には、谷本容疑者とみられる男性が自転車後部の荷台に紙袋のような荷物を積んで走行している様子が記録されている。

 谷本容疑者は17日午前10時20分ごろ、北区曽根崎新地1の「堂島北ビル」4階の「西梅田こころとからだのクリニック」にガソリンとみられる液体入りの紙袋を持参して来院。出入り口近くの床に置いた紙袋を蹴り倒して放火し、院長の西沢弘太郎さん(49)らを殺害した疑いが持たれている。出入り口付近ではライターが発見されており、府警は谷本容疑者はこのライターで着火した可能性があるとみて捜査している。【安元久美子、郡悠介】

 大阪市北区の雑居ビルに入る心療内科クリニックで男女24人が死亡した放火殺人事件で、クリニックに通院していた谷本盛雄容疑者(61)の自宅とされる市内の民家から油成分が検出されていたことが捜査関係者への取材で明らかになった。この民家では事件の約30分前に放火とみられる火災が起きている。クリニックでも油成分が確認されており、大阪府警は谷本容疑者が自宅で放火の「予行演習」をした疑いもあるとみて詳しい経緯を調べている。

 また、複数の防犯カメラ映像を解析した結果、谷本容疑者は自宅から銀色の自転車で約3・5キロ離れたビルまで移動していた可能性が高いことも判明。各地の防犯カメラ映像をたどる「リレー捜査」で、谷本容疑者の事件当日の足取りや様子が少しずつ浮かび上がってきた。

 捜査関係者によると、谷本容疑者が住んでいたとされる大阪市西淀川区の自宅では17日午前9時45分ごろに火災が発生し、2階の床の一部が燃えた。府警と大阪市消防局が現場検証をした結果、室内で油成分が検出された。ガソリンの可能性があり、府警は谷本容疑者が火を放ったとみている。

現場には自転車で移動か

 この火災後、自宅周辺の防犯カメラには谷本容疑者に酷似した男性が銀色の自転車の荷台に紙袋を積み、ビルがある東方面に向かって運転する姿が記録されていた。事件が起きた北区曽根崎新地1の「堂島北ビル」の付近のカメラにも約30分後、同一とみられる男性がビルの真正面に紙袋を積んだ自転車を止める様子も映っていた。この直後にビル4階の「西梅田こころとからだのクリニック」から炎が上がった。府警はこの自転車を押収した。

 さらに、クリニックの防犯カメラには、火災直前の谷本容疑者の姿も克明に残されていた。谷本容疑者は両手に二つの紙袋を持って来院。紙袋を受付近くの床に無言で置いて蹴り倒した後、しゃがみ込んだ瞬間に炎が上がっていた。腰を下ろした際に手を動かすような仕草も確認されており、何らかの着火道具を使った疑いもある。

 クリニック内からは油成分が検出されており、揮発性が高く爆発的に燃え広がるガソリンの可能性が高い。府警は谷本容疑者の自宅で検出されたものと同一の可能性もあるとみて、詳しい成分の鑑定を進めている。

 一方、府警が容疑者名を公表する前日の18日夜、谷本容疑者の親族男性は毎日新聞などの取材に「数十年会っていないので最近の様子は分からないが、カッとなりやすい一面があった。容疑者と特定されるのは覚悟している」と語った。【古川幸奈、澤俊太郎、木島諒子、清水晃平】

大阪ビル放火 新たな映像入手 61歳男の足取り明らかに...

FNNプライムオンライン
 2021/12/20 19:44
 

通行人が歩く商店街を、並走して走る自転車。

後ろの荷台には、白い大きな袋のようなものが確認できる。

FNNが新たに入手した、2台の防犯カメラ映像。

こちらは、画面上部を通り抜ける自転車。

こちらにも、やはり白い大きな袋のようなものが見える。

大阪・北新地のクリニックで、これまで24人が犠牲となった放火殺人事件の谷本盛雄容疑者(61)。

その事件直前の足取りが、次第に明らかになってきた。

谷本容疑者とみられる男は、西淀川区の住宅から、自転車で淀川を渡り、大阪市の中心部へ。

防犯カメラ映像でも、画面の左下から走り抜ける自転車が確認できる。

さらに、ビルで火災が発生する少し前、事件現場からおよそ1.5km離れた商店街の通りを、谷本容疑者とみられる男が自転車で通過する様子が、防犯カメラに映っていた。

マスクと帽子姿で、背中にリュックサックを背負い、自転車に乗る男の姿。

後ろの荷台に、白い大きな袋が黒いひものようなもので縛られているのが、はっきり確認できる。

そして、JR福島駅にほど近い商店街で記録された防犯カメラ映像。

谷本容疑者は、自転車で何を思い、現場へと自転車を走らせたのか。

20日午後5時すぎ、警察は、新たに死者7人の身元を特定したと発表。

身元が判明した犠牲者は、あわせて21人となった。

 大阪・北新地のビルで24人が死亡した放火殺人事件。発生から3日が経ちましたが、12月20日も現場には犠牲者の死を悼む人達が多く訪れています。

 (通院していた人)

 「本当に心優しい先生でした。復帰しても頑張りすぎずに頑張ってくださいという言葉が最後でした」

 12月17日に大阪・北新地のビルにある心療内科クリニックで発生した火災では、これまでに24人の死亡が確認されていて、3人の意識が今も戻っていません。警察は19日、新たにクリニックの院長・西澤弘太郎さん(49)ら亡くなった男女8人の身元を発表し、これまでに20代~50代の男女14人の身元が公表されています。

 亡くなった奈良県生駒市の43歳と37歳の夫妻をよく知る人は次のように話します。

 (夫妻の知人)

 「普通にお子さんと遊んでいる感じのお父さんとお母さん。普通のご家庭ですね」

 警察は、放火したのは、心肺停止で搬送されて今も意識が戻っていないクリニックの患者・谷本盛雄容疑者(61)とみて捜査しています。

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