スペイン、再び非常事態宣言 伊は飲食店の夜間営業禁止
【パリ、ローマ共同】スペインのサンチェス首相は25日、新型コロナウイルス感染再拡大の深刻化を受け、同日から全土に改めて非常事態を宣言すると発表した。国内ほぼ全ての自治州で夜間の外出を禁止する。 一方、イタリアのコンテ首相は、国内飲食店の午後6時以降の営業を禁止すると発表した。映画館や劇場、ジムは閉鎖される。 スペインでコロナ対策として非常事態を全土に適用するのは3~6月以来。当時は全土に厳しい外出制限を敷いた。夜間外出禁止は午後11時~午前6時を原則とするが、各州が規制を担い、開始と終了の時間をそれぞれ1時間ずつ前後させることができる。
新型コロナウイルスの感染拡大で中断していた日本のクルーズ船の国内寄港が26日、長崎県佐世保市の佐世保港で8か月ぶりに再開された。国土交通省によると、乗客を乗せたクルーズ船の国内寄港は2月26日の横浜港(横浜市)以来。業界団体などは感染防止対策のガイドライン(指針)を取りまとめており、国内各地でも11月以降、行程を1週間以内に限った日本のクルーズ船が寄港予定で、観光関係者の期待が高まっている。

寄港したのは、商船三井客船(東京)が運航する「にっぽん丸」(2万2472トン)。約200人の日本人客を乗せて25日に愛媛県・新居浜港を出港し、26日午前8時前に佐世保港新みなと岸壁に接岸した。
佐世保市側は、日本港湾協会が定めたガイドラインなどを基に、「乗船2日前のPCR検査」「市内感染拡大時の寄港許可取り消し」といった市独自の対策も加えた計約30項目の条件を付けて受け入れた。同社も乗客を定員(532人)の半分以下に減らし、乗員・乗客の体温を測るサーモグラフィー機器などを設置。食堂の座席を1メートル以上離すなどの対策も講じた。
この日、乗客らは下船後、検温を受け、手の消毒を行った後、貸し切りバスやタクシーに分乗するなどし、市内の観光施設「ハウステンボス」などそれぞれの目的地に向かった。船は26日夕に新居浜港に向けて出港予定で、観光は1日のみ。愛媛県内子町から夫婦で乗船した女性(72)は「船内は『密』にならない工夫がされていて安心だった。のんびりと楽しみたい」と笑顔を見せた。
クルーズ船が到着した佐世保港新みなと岸壁では、佐世保市職員が「ようこそ佐世保港へ」と書かれた横断幕で乗客らを歓迎。地元業者も特設ブースを作り、菓子や魚介類などをPRした。海産物販売を手がける同市の大谷周一さん(71)は「遠くから来てくれた人たちに楽しそうに買い物をしてもらえるのが何よりうれしい。佐世保の魅力を存分に満喫してほしい」と笑顔を見せた。
新型コロナで市内の繁華街も打撃を受けており、佐世保市商店街連合会の竹本慶三会長は「新型コロナの収束が見通せない中だが、明るいニュース。今回の寄港を機にまた人の流れが戻ってくれることを期待したい」と話していた。
札幌市の芸能関連会社でクラスター 所属タレントら14人が感染
2020年10月26日 17時37分
ざっくり言うと
- 札幌市内の芸能関連会社などで新型コロナウイルスのクラスターが発生した
- 所属タレント11人とイベント参加者3人の14人が感染し、軽症か無症状だそう
- すすきの地区のバーでもクラスターが発生し、従業員5人と客1人が感染した
コロナ禍で生徒一斉転校へ、兵庫 私立高、影響拡大懸念も
東京都は26日、新型コロナウイルスの感染者が新たに102人報告されたと発表した。都内の累計の患者数は3万127人で、このうち現在入院している重症患者は29人となった。月曜日に100人以上となるのは100人だった8月31日以来、8週間ぶり。
年代別では、20代が27人、30代が22人、40代が20人、50代が13人などとなっている。65歳以上の高齢者は13人だった。
都によると、土日や祝日は医療機関への受診数が減るため、検査も少ない傾向がある。都が発表する感染者数は、医療機関や保健所から報告を受けるまでに通常2~3日を要するため、月曜や連休後半に低く出やすい。