【自民党総裁選】菅義偉氏を新総裁に選出 両院議員総会で投開票(2020年9月14日)
自民党は14日午後2時から、都内のホテルで両院議員総会を開き、安倍晋三首相の後任を決める総裁選の投開票を行う
自民党総裁選 地方票確定 菅氏89票 石破氏42票 岸田氏10票
自民党総裁選挙の地方票は、すべての都道府県連で票の割りふりが決まり、菅官房長官が141票の過半数の89票、石破元幹事長が42票、岸田政務調査会長が10票を獲得することになりました。
自民党総裁選挙は、394票の「国会議員票」と47の都道府県連に3票ずつ割り当てられた141票の「地方票」の合わせて535票をめぐって争われました。
このうち地方票について、投票先の決め方は各都道府県連に委ねられ、44の都府県連で党員などによる予備選挙が実施されたほか、3つの道県連では幹部らが協議して対応を決めました。
その結果、菅官房長官が東京や出身地の秋田、地元の神奈川など、10都道県でそれぞれ3票を確保するなど、地方票全体の63%にあたる89票を獲得することになりました。
石破元幹事長は、地元の鳥取で3票、島根や高知など5県でそれぞれ2票を確保するなど、42票を獲得することになりました。
岸田政務調査会長は、地元の広島で3票、山梨で2票を確保するなど、10票を獲得することになりました。
毎日新聞
安倍晋三首相の後継を決める自民党総裁選は14日、両院議員総会で国会議員らによる投票が行われ、菅義偉官房長官(71)が第26代総裁に選出された。
菅氏は377票を獲得、岸田文雄政調会長(63)は89票、石破茂元幹事長(63)は68票にとどまった。
15日に党役員人事を行い、翌16日召集の臨時国会で第99代首相に選出される。同日中に新内閣を発足させる予定だ。
安倍総理大臣の後任を選ぶ自民党の総裁選挙は、国会議員と都道府県連の代表による投票の結果、菅官房長官が新しい総裁に選出されました。菅氏は、16日、衆参両院の本会議で行われる総理大臣指名選挙を経て第99代の総理大臣に就任する見通しです。

開票結果は合わせて発表され、有効投票534票のうち、
菅官房長官が377票、
岸田政務調査会長が89票、
石破元幹事長が68票を
それぞれ獲得し、菅氏が新しい総裁に選出されました。
地方票では、菅氏が89票、岸田氏が10票、石破氏が42票をそれぞれ獲得していることから、国会議員票は、菅氏が288票、岸田氏が79票、石破氏が26票を獲得したものとみられます。
菅氏は、このあと午後6時から党本部で記者会見し、今後の党運営の方針や、重点的に取り組む政策課題などについて、みずからの見解を明らかにすることにしています。
直ちに党役員人事の検討へ 16日に首相に就任する見通し

そして、16日に召集される臨時国会で、衆参両院の本会議での総理大臣指名選挙を経て、第99代の総理大臣に就任する見通しです。
菅 新総裁「目指す社会像は『自助、共助、公助、そして絆』」
そのうえで「新型コロナウイルスが拡大するという国難にあって政治の空白は許されない。この危機を乗り越え、国民1人1人が安心し、安定した生活ができるように安倍総理大臣が進めてきた取り組みを継承して進めていかなければならない。私にはその使命がある」と述べました。
そして菅氏は「私の目指す社会像は、『自助、共助、公助、そして絆』だ。役所の縦割りや既得権益、悪しき前例主義を打破して規制改革を進めていく。国民のために働く内閣をつくっていく」と述べました。
安倍首相「令和時代に最もふさわしい自民党新総裁」
