国内感染者1300人超え 飛行機の“前後の席”で感染
配信 FNN
14日、全国で新型コロナウイルスに感染した人は、5日ぶりに1,300人を超え、飛行機内で、前後の席に座っていた人同士が感染した例もあった。
千葉県では、新たに51人の感染が確認され、このうち40代の男性は、3日に、新千歳空港発成田空港着の飛行機に搭乗し、その後、前に座っていた20代の男性警察官の感染が確認されたことから、濃厚接触者として検査を受け、感染が判明した。 飛行時間は、およそ1時間40分で、2人に面識はなく、会話もしていなかった。
また、神奈川県では117人の感染が判明し、2つの病院でクラスターの発生が確認された。
そのほか、東京都で389人、大阪府で192人など、全国では14日、1,360人の感染が判明し、死者は8人だった。 8月に入り死者は72人で、すでに7月のおよそ2倍の数となっている。
また、重症者の数は、全国で緊急事態宣言が解除された5月25日には165人で、その後、減少を続け、7月10日には31人だったが、8月に入ってから急増し、14日は211人となっていて、今後も死者の増加が懸念される。
無症状者検査で感染抑制 英、経済再開でも陽性率低下
2020/8/15付日本経済新聞 朝刊
世界各国の新型コロナウイルスの感染状況などの比較で、無症状者への検査の増加が封じ込めのカギを握る実態が見えてきた。英国は検査対象を広げ無症状からの感染拡大を抑制した。検査や感染防止が不徹底な日本や米国は感染拡大が続く。都市封鎖などに加え、検査対象の拡大が明暗を分ける要因になっている。
英大学の研究者らのデータベースから1日あたり検査数(7日間の移動平均)が1千件以上で、7月末の時点で2カ月前より…
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2020年8月15日 15時27分 (共同通信)
都は警戒度を4段階の指標で最も深刻な「感染が拡大している」に位置付けている。小池百合子知事は夏休みやお盆の帰省や旅行を控えるよう都民に要請。酒類を提供する飲食店やカラオケ店には今月31日まで午後10時閉店の時短営業を求めている。
毎日新聞
お盆休み終盤の15日、JR東京駅はUターンラッシュのピークを迎えた。例年は帰省先で過ごした人たちでごった返すが、今年は激しい混雑が起きなかった。都市部を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大する中、移動を控える動きが広がったためとみられる。
JR各社によると、同日午後4時までの自由席乗車率は東海道・山陽新幹線で上下とも30~10%以下にとどまった。東北・山形新幹線も午後の盛岡発東京行きやまびこの40%が最高だった。広島市の実家に帰省してきた千葉県野田市の男性会社員(60)は「例年は子供たちも一緒だが今年は夫婦だけ。墓参りだけで親戚ともなるべく会わずに過ごした」と話した。一方、兵庫県姫路市にこれから帰省するという埼玉県川口市の女性会社員(38)は「お盆休みに簡単に自由席に座れるなんて初めて」と驚いていた。【塩田彩】