宮崎駿監督が「アジアのノーベル賞」に選ばれる、平和や環境への取り組みが評価 アジアの平和や発展に貢献した個人や団体をたたえる「アジアのノーベル賞」、マグサイサイ賞に宮崎駿監督が選ばれた。NHKが報じた。
フィリピンの首都マニラにある財団は31日、受賞者として個人4人と1つの団体を発表し、このうち日本からは宮崎駿監督が選ばれた。
宮崎監督について財団は「環境の保護や平和の提唱など、複雑な問題を子どもたちが理解できるよう芸術を駆使した。世界で最も記憶に残り愛されている映画を数多く手がけた」と評価した。そして「人間のあり方を照らし出すことに取り組んできた模範的な芸術家だ」とたたえた。
日本人の受賞はこれで27人目。 2024年の受賞者は宮崎監督のほかに、ベトナム戦争で米軍が散布した枯葉剤の健康被害を究明し、被害者の救済に取り組んできたベトナム人の女性医師、ブータンで貧しい若者の教育を支援している男性などが選ばれている。