とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

解散衆議院総選挙    意見 (1)  10/22

2024年10月22日 13時19分30秒 | 選挙
●落選有力は福井の高木毅だけか。寂しい状況。
 
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●日本を変えられる。選挙民の方々、自公過半数割れは夢物語ではない。実現できる目標です。 朝日「自公過半数、微妙な情勢 自民は単独過半数割れの公算 朝日情勢調査、自民は公示前の247議席から50議席程度減る見通し。日経「電力・防衛関連株売り「与党過半数割れ」警戒
中野 昌宏 Masahiro Nakano@nakano0316
●この人ら、当選しそうらしいのでしっかり皆さん落としてください。
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●自民党が余計なことしなければ経済は伸びる。
●自民党の経済政策ってこんなん。何がうれしいん。
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●裏金議員、全員落とせそうにないでしょう? やはり犯罪は犯罪として取り締まらないとダメです。犯罪者にも人気があるんですから。
●もう止まらないな。国民は何が来るか覚悟してるのだろうか。
引用
中野 昌宏 Masahiro Nakano@nakano0316·14時間
完全に9条なんかないみたいに振る舞ってるね。 【速報】EU加盟国、日欧安保協力締結を最終決定 #47NEWS https://47news.jp/11654092.html @47news_officialから
 
●よしログ(要注意:長い) いきなり水をさすけど、この選挙、単発的に孤立した野党勝利はそこかしこにあるかもしれないが、何をどう頑張っても現状を変えたい人にとっては全体として期待外れに終わる。
一選挙区につき一人を選ぶ小選挙区制の呪術にかけられたままで、野党が勝てるわけがない。いや、厳密に言えば、複数野党が共闘して候補者を一人に絞れば野党が勝つ可能性は十分にある。しかし、日本にはその可能性を粉砕した立憲民主党という政党がある。
分散する野党戦力が、選挙区ごとに一人に絞り込む与党と戦って何を期待するのか。 与党の当選者の得票率はせいぜい4割前後だ。残りの6割くらいの票が複数野党に配分され、結局死票になる。 全体として4割程度の得票率で、彼らは6割以上の議席を確保する。
20世紀初頭イギリスで単純小選挙区制において政党の議席数は、政党の得票率に対して三次関数の議席数になることが経験則として定式化された(3乗法則)。
日本の経験はそれを裏付けている。2005年の衆院選、2012年の衆院選、2014年の衆院選における自民党、2009年の衆院選における民主党は、いずれも4割台の得票率だったが、獲得議席数は7割から8割だった。
二大政党制が確立していれば、小選挙区制でも問題ない。与党・野党の一騎打ちになるのだから、複数野党が票を分散するが故に負けるということはない。負けたとしたら、支持率が反映されただけのことだから諦めるしかない。
二大政党制の下では、小選挙区制はフェアに働く。 ところが、この単純な力学を転倒させて、「二大政党制を確立するために小選挙区制を導入する」という論理を持ち出した頓馬がいた。いや、おそらくよく練られた作戦だろう。
1994年の公職選挙法改正で、衆議院は小選挙区と比例の二本立てになり、おまけに政党交付金が導入された。 つまり小選挙区制という現状の下では、各選挙区で一本化された与党候補者が4割を得票し、残りの6割を複数野党が分け合っている。
この状況で、野党候補が勝つには、①党派を越えて圧倒的に支持されている個人がその選挙区に存在するか、②野党が候補者を一本化した場合以外はあり得ない。
②は前述のように立憲が潰した。残るのは①だけだ。
どれほど有能な野党候補者でも、他野党支持者の票まで引っ張って来て、与党候補者の4割の壁を破るのは至難の技だ。
現制度下では、政権交代は起こすためにどんなオプションがあるのか。
A. 小選挙区制を中選挙区制に戻す。しかし、これはそもそも国会で野党が圧倒的少数派である限り、起きないので現状では可能性は限りなくゼロだ。
B.現行の小選挙区制度の下で、野党共闘により全ての選挙区で野党候補者を一人に絞る。与党・野党の一騎打ちになることを与党は一番恐れている。これが出来れば、全国制覇も夢ではないかもしれない。4対6で既に野党が勝っているのだから。しかし、全野党がこれに合意しなければいけない。現状を見る限り、無理だ。
C. 小選挙区で戦ってもしょうがないから、比例に重心を移すと野党が考えるのは不合理ではない。それでも、比例は全部で176議席、衆議員数全体(465議席)の38%程度しかない。そのうち6割取ったとしても、衆議員全体の22%くらいしかない。 この選挙単独で見ても期待できることは少ないし、政権交代には全然近づかない。
実際は、もっと悲惨なことが起きている。現状を変えようとする弱小政党が次々に生まれてくることを揶揄しながらも、彼らが自民党票を食うことをほくそ笑んで見ている野党が存在する。 彼らは政権を取ることなどまったく念頭にない。しかし、自民党が過半数割れすることによって、漁夫の利を得ることは期待している。連立政権という名でご褒美をもらえることを期待しているのだ。だから、野党共闘などという本気で政権交代をしようとする試みは徹底的に潰す。野党の敵は野党なのだ。
自民党にとって、小選挙区の導入は良いことばかりだったのか? 心ある自民党政治家はそうは思っていない。
複数の自民党候補者が同選挙区で戦うことがなくなり、彼らは切磋琢磨の機会を失い、退化の道を辿り始めた。自民党公認を得ること、つまりその選挙区で自民党代表選手として候補者になること、それがすなわち事実上の当選となる。
これによって世襲ボンクラ制度は強固に定着し、自民党政治家の質は見るも無惨に急低下した。長期的に見て党の未来を憂う自民党政治家がいても不思議はない。
身も蓋もなく絶望的なことを書いているが、敗北宣言をするのが主旨ではない。観察結果をなるべく端的に書こうとしただけだ。
にっちもさっちもいかないなら、では、実際どうしたらいいのか。鼻をつまむしかない。 具体的には、自分が投票する選挙区で二番手につけている候補者に投票する。その候補者を自分が支持してるかどうかはもはやほとんど意味がない。 二番手に投票を集中させることだけが、余裕をかまして一番手に座っている与党議員を落とす唯一の手段になる。
自分が支持する候補者が三番手、四番手にいても、それに投票することは死票を増やし、一番手にいる与党候補者を利するだけになる。
こんなことを言っても、ほとんどの人が納得できないことは分かっている。ただ与党に勝つためには、我々には、鼻つまみ投票以外に何も残っていないということだけは書いておきたい。

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自公過半数割れが見えてきましたが、それだけでは政治は変わりません。自公が国民民主と組めば、今よりさらに右寄りの政権ができます。 立憲も裏金批判の風と右寄り路線だけで支持を伸ばすのでは、存在意義がありません。 平和主義を守れるのか? 本物の経済再生策を示せるのか? それが問われています

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