予想が見事に的中した麻生訪米急きょ取りやめ
なんと「日米経済対話」の事前協議で訪米し、ペンス副大統領と会談する予定だった麻生副総理が、急きょ中止する方向で最終調整されていることが分かったというのだ。
その記事で私が注目したのは米ユダヤ人権団体が「不快であり失望した」と声明を出したと書かれていたことだ。
私が日刊ゲンダイに語った通りになった。
こうなればもはや訪米は無理だ。
米国に行けば必ずメディアに質問攻めされる。
拒否すれば逃げたと叩かれ、答えれば、麻生氏の頭では、ますます傷口を広げる。
何よりもペンス副大統領は、批判が自らに及ぶことを恐れて面談延期を言ってくるだっろう。
間違いなく麻生副総理の訪米は延期される。
そう思って今日の各紙がどう報じるか真っ先に確かめたところ、図星だった。
朝日と日経が小さく書いた。
麻生副総理はきのう1日、4日から予定されていた訪米を中止したと発表したと。
その理由がふるっている。
北朝鮮への対応が優先されるからだという。
米側もドタキャンに理解を示して受け入れてくれたと。
よくもこんな嘘が言えるものだ。
北朝鮮危機はとっくに遠のいている。
米朝の息の長い駆け引きが続き、日本の出る幕などない。
日本がドタキャンしたのではなく、ペンス副大統領のほうから今は都合が悪いから来るなと言われたのだ。
それにしても、これほど深刻な麻生副総理のナチス擁護の失言と、それがきっかけで起きた麻生副総理訪米のドタキャンについて、それを報じたのが朝日と日経だけというのだから日本のメディアはあまりにも鈍感だ。
しかも書いた朝日や日経も、麻生氏のうそをそのまま垂れ流しただけだ。
これでは日本国民は何もわからない。
麻生副総理は今度の失言で、ポスト安倍の可能性を完全に失った。
それどころか政治生命を終えることになるだろう(了)