上皇ご夫妻の待遇 退位後も維持 皇嗣秋篠宮さまは公務大幅増で皇族費が3倍に
上皇ご夫妻の生活費など待遇は退位後も維持される。
日常経費となる内廷費は、ご夫妻と天皇ご一家合わせて3億2400万円と皇室経済法で定められている。皇嗣秋篠宮さまは公務が大幅に増えることから、退位特例法に基づいて、皇族費が3倍に増額。これまでの年3050万円から9150万円になる。皇嗣秋篠宮妃紀子さま、眞子さま、佳子さま、悠仁さまへの支給額も含め、秋篠宮ご一家には計1億2810万円が支給されることになる。
身の回りを支える職員の人数も変わる。上皇ご夫妻を支えるのは新設された「上皇職」65人前後。天皇陛下の秘書的な役回りをする「侍従職」は代替わり前の80人から75人に。陛下の健康面から侍医や看護師などの医療体制を縮小しても問題ないとの判断で5人減少した。
交通機関での移動は、ご夫妻と天皇、皇后両陛下が同じ待遇。地方訪問で新幹線などに乗られる際は臨時専用列車として全車両を貸し切る。飛行機も専用機。一方、秋篠宮さまはこれまで通り一般客と同じ車両や航空機を利用する。