とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

月の光

2006年04月10日 22時29分13秒 | 創作詩
 わたしは、いま、月の光に むかおうとしている
     すべてのことが とおい むかし
 こんな 心境になるとは おもってもみなかった

 しずかに しずかに わたしは 月の光にはいっていく
     そこは こおれる 冷たい ところ
 しかし おちつく 天上のせかい 大地からとぶ

 大地からとぶ 大地からとぶ とても むずかしい時期
     大地への思いに 未練し 泣く
 しかし もう 大地から とばねばならないことも知っている

 月よりの使者が そこで そこで まっている
     わたしが 大地からとぶことを
 しずかに しずかに たたずんで まっている

 ええ、と私はうなずく そして とぼうと みがまえる

うさぎは さかを ぴょんぴょんととびあげる どこまでも
 しかし あるときから さかを おりることも できねばならない 

これは ある年代の大台をのぼるときの 心境でした。私は、笑って、ピンクのパンジーに水をやっていますけど。
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