ワクチンだけではコロナ消滅せず WHOが警告
【12月5日 AFP】世界保健機関(WHO)は4日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のワクチン接種が始まっても、それだけでウイルスがなくなるわけではないと警告した。
WHOで緊急事態対応を統括するマイケル・ライアン(Michael Ryan)氏はオンライン記者会見で「ワクチンでCOVIDがゼロになるわけではない」と指摘。「ワクチンとその接種により、われわれが持ち合わせる手段一式に、非常に大きく強力な手段が加わる。だがそれだけでは十分ではない」と警鐘を鳴らした。
Live Q&A on COVID-19 with Dr Mike Ryan and Dr Maria Van Kerkhove. Ask your questions!
2020/12/03(12/4の記者会見のvideoは見つからず)
東京都は5日午後3時時点の速報値で、都内で新たに584人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
1日の人数としては、先月27日の570人を上回ってこれまでで最も多くなりました。
これで都内で感染が確認されたのは、合わせて4万3377人になりました。
新型コロナ「ワクチンの接種義務化は逆効果」仏マクロン大統領
フランスのマクロン大統領は新型コロナウイルスのワクチンの接種について「義務化するのは逆効果だ」と述べ、有効性に関する情報の公開などを通じて接種への理解を得ていきたい考えを示しました。
フランスのマクロン大統領は4日、オンラインメディア、「Brut.」の番組に出演し、2時間にわたって記者や視聴者の質問に応じました。
フランスでは、来月から始められるとしている新型コロナウイルスのワクチンの接種を義務化しないことにしています。
マクロン大統領は番組で、接種を義務化しない理由を尋ねられ、保健当局や研究機関による新しいワクチンの有効性などについて今後の評価が欠かせないと指摘しました。
そのうえで「よく知られていないワクチンを義務化するのは逆効果だ。義務よりも透明性で納得してもらうことが大切だ」と述べ、有効性に関する情報の公開などを通じて接種への理解を得ていきたい考えを示しました。
フランスでは、政府のまとめでこれまでに220万人を超える感染者が確認され、ヨーロッパで最も多くなっていますが、今月はじめに行われた世論調査では、61%がワクチンを接種しないつもりだと回答しています。
エマニュエルマクロンの隠された顔-CàVous-2020年12月4日
La face cachée d'Emmanuel Macron - C à Vous - 04/12/2020
会員限定有料記事 毎日新聞
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪府は3日、独自基準「大阪モデル」の赤信号を点灯させ、府民に外出自粛などを求めた。患者が増え続ける中、対策が遅れた感は否めず、治療の最前線に立つ医療関係者からは憤りの声が上がっている。今、大阪の医療現場で何が起きているのか。重症患者を受け入れる近畿大病院(大阪狭山市)で、切実な声を聞いた。【近藤諭】
「蛇口を開けたままでは、受け皿(病床)を増やしても限界がある」。需要喚起策「GoToキャンペーン」などの「アクセル」が踏み込まれたまま、病床の確保を求められる。大阪の医療現場の置かれた現状を、東田(とうだ)有智病院長(67)はそう例えた。
同病院は大阪府南東部の基幹病院。929床のうち10床を新型コロナの重症用病床として運用し、春先の「第1波」から患者を受け入れている。「第3波」では、府内で重症患者が急増し始めた11月中旬から、病床が空いてもすぐに埋まる状態が続き、現場の疲弊は深刻だという。
府は新規感染者数、重症用病床使用率とも、12月中にピークアウトすると想定しているが、現場の危機感とはかけ離れている。その理由とし…
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