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<働き方法案可決>人の命かかってるのに 傍聴席ぼうぜん   毎日新聞  5/26(土) 0:36配信

2018年05月27日 07時51分29秒 | 時事問題(日本)

<働き方法案可決>人の命かかってるのに 傍聴席ぼうぜん

毎日新聞  5/26(土) 0:36配信  https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180526-00000002-mai-soci

 

「人の命がかかってるんだぞ、まじめにやれ!」。与党が働き方改革関連法案の採決に踏み切った25日の衆院厚生労働委員会。野党議員が怒鳴りながら高鳥修一委員長を取り囲む中、法案は与党議員らの起立多数で可決された。傍聴席で遺影を手にした過労死遺族らは目を潤ませ、にらみつけるようにして成り行きを見守った。【市川明代】

 午後4時過ぎ、加藤勝信厚労相の不信任決議案が衆院本会議で否決されると、委員室前は一時、高鳥委員長の入室を阻止しようとする野党議員でごった返した。

 間もなく、不信任案の提出で中断していた質疑が再開した。与野党で対立しているのは、高収入の一部専門職を労働時間規制から外す「高度プロフェッショナル制度」(高プロ)の創設だ。「大臣が取るべきなのは、法案の中から高プロを削除することです」。あいまいな答弁に終始する加藤厚労相に対し、西村智奈美氏(立憲民主党)が怒りの声を上げると、野党側から拍手がわき起こった。

 委員室には、採決を何とか阻止しようとする野党議員の数が徐々に増えていく。傍聴席の遺族らは口をねじ曲げ、時々ため息をつきながら、答弁に耳を傾けた。

 続く岡本充功氏(国民民主党)は、厚労省の不適切データ問題で、この日新たに公表されたミスについてただした。田畑裕明政務官、加藤厚労相、山越敬一労働基準局長が入れ代わり立ち代わり答弁に立ち、用意された資料をめくりながら説明する。「いいかげんな答弁はやめろ」「改めて紙を出し直してくださいよ」。野党側は納得しない。

 予定されていた野党の質問時間が経過し、高鳥委員長が質疑打ち切りの動議を出すと、野党議員は続々と席を立って委員長席に殺到した。「こんなのおかしいでしょ」。傍聴席もどよめいた。

 高鳥委員長の発言は、怒声にかき消されて聞こえない。何が起きているのか分からず、ぼうぜんとする遺族らをよそに、自民党、公明党、日本維新の会の起立で法案は可決された。傍聴席には口元を押さえ、涙をこらえる人の姿もあった。

 ◇過労死遺族「悔し涙が出た」

 「信じられない思いだ」。強引な採決を目の当たりにした遺族らの声は、怒りで震えていた。

 「命がかかった法案なのに、しっかり議論されないまま通るとは」。親友だった同僚が過労死した元システムエンジニア(SE)の木谷晋輔さん(39)は憤った。

 2006年、同じSEの西垣和哉さん(当時27歳)が、寮で睡眠薬を大量に飲んで亡くなった。同期で同い年。「典型的な関西人」で、一緒にいると笑いが絶えなかった。ともに即戦力として期待され、入社後間もなく大きな仕事を任された。

 連日残業が続き、会社に泊まったり、連続37時間勤務をしたりしたこともある。

 2人は03年、ほぼ同じ頃にうつ病になり休職。西垣さんが亡くなったのは、その約3年後のことだ。「法案は明らかに過労死を助長する。国は過労死を防ぐ責務に違反している」

 「全国過労死を考える家族の会」の寺西笑子代表世話人は採決後、しばらく傍聴席から動けなかった。「久々に悔し涙が出てきた。命を奪う法律だ」

 13年に過労死したNHK記者、佐戸未和さん(当時31歳)の母恵美子さん(68)は「数の力で強行採決なんてあり得ない。未和は泣いています」と声を震わせた。【金子淳】

 

(写真はインターネットから拝借  ↓)

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