コロナは今でも現在進行形で新しい株に変わり続けている
今でも感染者が絶えることのない新型コロナウイルス。8月22日の「大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)」では、インターパーク倉持呼吸器内科、院長の倉持仁先生にコロナの現状を伺った。
大竹「重症じゃなければ治療しなくても、そのうち治っちゃうんじゃないのみたいなことが言われてますが…」
倉持「それは大きな間違いだと私は思っていまして、コロナが始まった時って風邪とかインフルエンザに近い急性疾患だと思ってたんですね、知らなかったからしょうがないんですが。この4年、我々のクリニックで4万人くらいの患者さんを診てきたんですけど、その中でわかってきたことは、急性期の風邪の症状で受診される方もいれば、罹った後、2週間後くらいから2,3か月咳がなかなか治らないという中期の症状に悩む方もいれば、全体からすると5%以下なのかもしれませんが、1年間仕事に就けない、そういう後遺症の病態もわかってきたんですね」
大竹「はい」
倉持「我々もどういう患者さんにどのように投薬すればいいかっていうキチンとした科学的データがない中で治療しなくてはいけない状況です。しかもコロナは株が変わってきています。オミクロンの時とデルタの時では全然違ったのを皆さんもご存じだと思うんですが、今も現在進行形で新しい株、新しい株に変わっているので、果たして重症者だけに治療していけばいいという最初の政府の方針が今も当てはまるかというとそうではないと思います。若い方でも亡くなったり、最初軽症だと思っていても10日、2週間経ってから非常に深刻になる方もいますから、今のトリアージの仕方を早く修正していく時期だと思うんですね」
インターパーク倉持呼吸器内科クリニック院長【ゲスト:倉持仁】2023年8月22日(火)大竹まこと 小島慶子 倉持仁 【大竹メインディッシュ】