2019年7月29日(月)午前-内閣官房長官 記者会見
皇位継承順位変更せず議論との報道「全く承知せず」 官房長官
2019年7月29日 12時33分皇室
安定的な皇位継承を確保するための方策をめぐり、菅官房長官は政府が現在の皇位継承の順位を変更しないことを前提に議論を始めると一部で報じられたことについて、「全く承知していない」と述べたうえで、慎重に検討を進める考えを重ねて示しました。
安定的な皇位継承の確保をめぐっては、おととし、退位を可能にするための特例法が国会で審議された際、速やかな検討を求める付帯決議が可決されていて、一部の報道で政府が現在の皇位継承の順位を変更しないことを前提に、ことし秋にも有識者会議などを設けて議論を始めるなどと報じられました。 これについて菅官房長官は、午前の記者会見で「報道されているような内容は、全く承知していない」と指摘しました。 そのうえで「安定的な皇位継承を維持することは、国家の基本に関わる極めて重要な問題だ。男系継承が古来、例外なく維持されてきた重みなどを踏まえながら、慎重かつ丁寧に検討を行っていく必要がある」と述べました。
2019年7月29日(月)午後-内閣官房長官 記者会見