水原被告の音声が公開され…大谷に懐疑的だった人たちを米番組が一刀両断
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などに問われている水原一平被告が、大谷の銀行口座から実際に送金を画策した際の肉声が、米メディアなどで23日(日本時間24日)に公開された。これを受け米ポッドキャスト番組では、大谷の“潔白”を改めて主張。司会者は「絶対にない!」と断じた。
公開された音声によると、水原被告が銀行口座にアクセスする際、行員から「どなたと話していますか」と問われ、「私はショウヘイ・オオタニです」と返答。20万ドル(約3100万円)を送金しようとする理由を聞かれた時には「カーローン」と答えている。受取人との関係性については「彼は私の友人です」とし、以降も送金する可能性については「うーん、もしかしたら」と述べている。大谷のオンラインアカウント情報を自身のメールアドレスや電話番号に紐付けることでセキュリティ対策を回避し、銀行からの二要素認証プロセスもクリアしていたという。
米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」では、これを受けて議論。司会のクリス・ローズ氏が「ショウヘイに懐疑的だった人はようやく味方になったと思いますか?」と、メジャー通算830試合に出場したトレバー・プルーフ氏に質問した。
プルーフ氏は「まともな人はね。当初から思っていたことで、(音声が公開されたことで考えが)固まったんだけど、MLBとショウヘイサイドがイッペイに罪をなすりつけようとしていたのなら、多くの人とすり合わせをしないといけない。少しのリスクでも負いたい人はあまりいないだろう。私はオオタニの味方だよ」と語った。
ローズ氏は「私も常に彼の味方だ。君の言う通りだ。MLBと日常的に関わりをもつ仕事をしている人間が、(個人的に)ほぼ知らない人のために自分の仕事、評判、家族をリスクにさらすことはありますか? 冷静に考えてください。絶対にない!」と強調した。
米検察は23日(同24日)、大谷への賠償金として1697万ドル(約26億5000万円)と4年9か月の禁固を求刑した。量刑は2月6日(同7日)に言い渡される。(Full-Count編集部)