キリスト教は不合理だ。非合理だ。
イエスが:
- ガリラヤ湖の上を歩いた
- 念じたら魚が大量に取れた
- 水をワインに変えた
- 死者を蘇らせた
- 磔刑後、3日めに生き返った
って、メチャ、オカルト。信じろ、という方がおかしい。
その「不合理のオンパレード」のイエスが、「親を捨てて私について来い」と言う。いやぁ。無理っす。
合理的に考えると、こう思う。とても無理っす。
キリスト教は、こういう、不合理な宗教。他の宗教と比べても、不合理は際立っているらしい。
でも。
そのキリスト教が、2000年経って、天下を取っている。覇権を担っている。合理主義の権化の、科学を牛耳っている。ノーベル賞はほとんど西洋人だ。
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このように、不合理極まりないキリスト教が、世界を制覇している。
これは、「合理と不合理のアウフヘーベン(止揚、揚棄、弁証法)」といえる。結果論として。
キリスト教という不合理なものを信じているからこそ、科学という合理的なものが発展した、といえるかもしれない。
そのロジックとか、そのメカニズムをこれ以上言語化できるわけではないですが。
ヒント・ポイントは、やっぱり「縦 ⇔ 横」だろう。こちら
縦ってのは、不合理の世界。精神世界。哲学。歴史。
横ってのは、合理の世界。物質世界。お金。地位。
合理と不合理のバランスを取ることができたから、西洋のキリスト教社会が、天下を取った。そう言えますよね?