選挙の効果

総選挙の意味

天皇人気  バリケイト伊東

2018-12-26 08:48:38 | 政治
  東京の朝は曇りだ。日本人の心のようだ。平成の後半は、日本人の心は、慢性的にもやががってる。そんな中で皇室人気は高まってる。皇室の存在が日本人に気持ちのいい光をあたえてくれてるようだ。天皇誕生を祝って皇居に82、000人もの人が集まった。アイドル並みの人気だ。新年の参賀には、130、000人の参加が予定されてる。なぜ、人気が高いのか。日本社会が右傾化してる。この事は事実だ。戦前の軍国主義に対してのアレルギーも薄くなってる。参加している多くの人も、日本会議の連中みたいに天皇を政治の中心に置きたいなんては思ってはいないだろう。天皇陛下の人柄も人気を集める要因だ。ぎすぎすした日本社会で、天皇のやさしい感じはいやしになる。私も天皇の人柄は好きだ。大衆はいつも何かに依存したいのだ。導かれたい願望が強い。芸能アイドルだったり、宗教であったり、政治指導者であったり、時には物であったりする。天皇がトランプみたいな性格なら、日本人の心は離れるだろう。そもそも、天皇は憲法で政治的発言はできないし、象徴の天皇なのだ。お飾り的存在なのだ。それでいい。戦前のように天皇の権威を利用して、ファシズムを復活させたいと考えてる連中には、天皇は利用価値がある。天皇自身も会見で私は象徴の天皇だと、度々発言している。安部らのファシズム復活への動きに牽制をかけてるのかもしれない。戦前では天皇がマスコミの前で会見などなかったのだ。現人神(あらひとかみ)であったのだ。当時の軍国主義政権は天皇を徹底的に神格させ、偶像崇拝させた。戦後、人間宣言させて、神は人間になった。天皇もうんこする人なのだと、日本社会は受け入れた。今となれば、当たり前の事ではないか。もし、その当時、天皇はうんこする人間だと、公言するなら警察に逮捕されたであろう。ばかばかしい軍国主義の虚構がまかり通っていたのだ。今でもアイドルは、おならをしないなんていう話がある。ばかばかしい。人間とは、依存や虚構なしに生きてはゆけないのかもしれない。皇室人気には、かなりあぶない側面もある。皇室や天皇に依存したがる大衆を利用したがる政治家が問題だ。戦前のように天皇や皇室を神格化させ、虚構をふくらませるような政治的動きには警戒しなければならない。民主主義とファシズムはまったくイデオロギーが違う。今後も天皇や皇室に政治力を与えてはいけない。あくまでも象徴の天皇であり、皇室は政治的問題に介入してはいけない。皇室内からも、今の日本のあぶない雰囲気に異論が出始めてる。秋篠宮が皇室を政治利用するよな動きに度々発言している。大嘗祭は、公費でやるべきでない、天皇家のお金でやったほうがいい等の発言だ。民族の歴史や固有の文化は大切にしなければならない。皇室は日本の歴史、文化から絶対的に隔離できない存在なのだ。今後も健全な形で保持されなければならない。戦前のように国民を不幸のどん底に落とすような皇室の政治的利用は、やってはいけない。