２０１８年に来日し、熊本のミカン農園で働いていたベトナム人の女性の技能実習生が妊娠、双子を出産した。死産であった。死んだ子供の死体を段ボールに入れて部屋に置いていたのは、死体遺棄として警察は女性を逮捕した。福岡高裁は、懲役３か月、執行猶予２年の判決を下した。ベトナム人女性、リンさんは不服として、最高裁に無罪上告趣意書を提出した。本人が言うには、子供の死体を粗末にした覚えはないとの事。死んだ子供に名前をつけ、天国で安らかに眠ってくださいと手紙を添えていた。、母親らしい気配りも見せてる。出産を誰にも相談できず、孤立無援の中、自分の部屋で行われた。妊娠や出産がばれると、ほとんどの場合、強制的に帰国させられる。日本に来る際、１５０万円もの借金を作ってきてるので、簡単に帰るわけにはいかないのだ。出産間際まできつい労働をせざるを得ないのは、やむを得なかったのだ。日本人女性なら、企業も回りの人間も妊娠女性にやさしい対応をするだろう。技能実習生は奴隷なのか。ベトナム人の技能実習生だから、死体遺棄として裁判にかけ、有罪にする。検察官、裁判官は技能実習生の実態を知らない。技能実習生制度は問題だらけの制度だ。技能を習得するために働くように聞こえるが、実態は、日本人がやりたがらない農業、水産、建築、土木などの働き不足を補充しているだけだ。時給、１０００円にもならない低賃金で働かせられてる。最低賃金１０００円を超えてるのは、東京と神奈川だけだ。あとの県はすべて１０００円以下だ。時には、暴力を受け、パスポートを取り上げられ早朝から深夜まで働かせられてる。岸田政権になっても、奴隷労働の技能実習生制度を改革しよとしない。総じて、日本は外国人にやさしくない。入管も問題だらけだ。今まで何人の外国人が殺されてるのだ。今、ウクライナから避難民を受け入れてるが、一日の生活費はひとり２４００円だ。生活保護より低い。見せかけだけのやさしさで外国人を扱ってる。政府ばかりでなく、多くの国民は、入管だ、技能実習生なんていう言葉を知らない。外国人が良くテレビに出てきて楽しくやってるから、問題なんか何もないと勘違いしている。問題だらけだ。国境が海で、日本生まれの日本人で９８．５％構成されてる国では、外国人の人権など、どうでもいい事なのだ。日本人の人権状況もお粗末だ。膨大な人権侵害が存在している。日本政府は、技能実習生制度や入管制度を速やかに改革しなければいけない。二度と、第二、第三のリンさんを生み出してはいけない。