選挙の効果

総選挙の意味

袴田さん無罪 バリケイト伊東

2024-09-27 12:10:13 | 政治
 東京は雨だ、気温24度はちょうどいい。今日は自民党総裁が決まるようだ。今日の日本の大きなニュースだ。それより昨日の袴田さんの静岡地裁での無罪判決は日本の世論を大きく活性化させた。この無罪判決に多くの日本人は喜んだ。裁判所前の支援者は満面の笑みだ。1966年に静岡で家族4人が殺された。犯人として袴田さんが逮捕された。袴田さんは一貫としてやってないと主張してきた。48年間も刑事拘禁施設に収容された。長い刑務所生活の中で袴田さんは言葉を失った。どれだけストレスが多かったのか物語ってる。この事件はえん罪だろう。裁判官は姉のひでこさんに涙ながらに謝罪した。無罪を言い渡すまでに長く時間がかかって申し訳ないと。裁判官が泣きながら被告家族に謝罪するなんて異例だ。裁判官は淡々と判決文を読み上げるが普通だ。。裁判官は警察や検察の3件の証拠捏造を指摘した。裁判官がはっきりと証拠捏造があったと指摘するのも異例だ。裁判官は警察や検察の捜査のやり方に納得がいかないのだろう。検察も警察も正義の味方だ。しかし、証拠を捏造してまで被疑者を犯人に仕立てあげるには、許せない気持ちがあったのだろう。今回の事件では警察や検察の正義より裁判官の正義が勝った。地裁で無罪判決を得ても、検察は高裁に控訴するかもしれない。証拠捏造したとまで言われたのだから、検察はめんつがまるつぶれだ。控訴しないように祈ります。控訴しなければ無罪が確定する。袴田さんは88歳だ。これ以上苦しめないように願います。裁判の長期化は袴田さん家族に大きなストレスを与える。日本の刑事司法は江戸時代から変わってないと言われるほどひどい制度だ。今まで多くのえん罪事件を作り出してきた。逮捕して長時間暴力的に調べる。そして、やってない犯罪を認めてしまうのだ。最近は取り調べの可視化とか言われてるが、日本の刑事司法はえん罪を生みやすい。取り調べに弁護士を同席させるとか、一日の取り調べ時間を決めておくとか、多くの改善点がある。近代刑法の基本的概念に 疑わしきは罰せず というがある。法律関係者は誰でも知ってると思うのだが、知らない人間もいるようだ。日本では証拠捏造捏造してまで犯罪者に仕立て上げる。警察や検察の正義とは、時には裁判所の正義とは何なのだ。組織のめんつを守るために、犯罪を犯してない人を犯罪者に仕立て上げるのか。えん罪、明日は我が身なのだ。あなたが、あなたの家族が、友人が覚えのない犯罪で逮捕される可能性は誰でもあるのだ。他人事ではないのだ。検察は控訴しないように願います。袴田さん、検察が控訴しないというニュ―スを聞くのも、もう少しです。最後の勝利を待ちましょう。