漂流 バリケイト伊東

　いよいよオリンピックが始まる。２３日に開催だ。開催のセレモニーには、９５０人が入る予定だ。セレモニーはうまくいくのか。音楽担当の作曲家の曲は、いじめ問題で使われなくなった。本人も辞任した。さらにここに来て、ユダヤ人虐殺をからかったようなコントをした演出担当の元お笑い芸人が解任された。かねてからアメリカのユダヤ人団体から指摘されていた。このオリンピックはごたごた続きだ。恥をさらすのは、日本政府であり、組織委員会なのだ。最後まで持つのか。昨日は、女子ソフトボールや女子サッカーの予選が始まった。無観客試合であった。観客の声援がない試合は、寂しい。選手もやる気が落ちるであろう。近年のオリンピックで、こうまで国民の支持が得られないオリンピックはあったのだろうか。どこの国でも反対者はいる。しかし、日本のオリンピック反対者は５０％にも達している。コロナ感染症がなかったら、今頃最高に盛り上がっていただろう。コロナが日本だけでなく世界を侵略している。パンデミックのど真ん中だ。過去には何度もオリンピック中止はあった。東京オリンピックも早い時期に中止にしたほうがよかったのだ。今さらやめる事は出来ない。継ぎはぎだらけのオリンピックでも、日本はすごいと言わんばかりに、テレビは、過去の日本人選手の活躍した映像を流して自己満足している。口だけのパフォーマンスだ。日本でオリンピックをやる意義がわからなくなってる。IOCの利権や様々な利権団体の利権を守るためにオリンピックをやるのか。選手や大会関係者にもコロナ陽性者が続出している。競技ができなくなるケースもでてくるのではないか。ナショナリズムの高揚感もなく、わけわからず競技をやり続けるのは、お金とエネルギーの無駄使いだ。日本はなにをしたいのだ。日本丸は漂流しているだけだ。菅船長はの操船はあぶなかしくて見ていられない。国民も甲板の上で飲んで食ってのバカ騒ぎをしている。もうすぐ沈没するぞ。